ハナビ、

ハナが東京砂漠で綴るよたばなしです、英語歌詞翻訳はじめました copyright ©︎ ハナ 2009-2021 all rights reserved.

Across the Universe

最近に始まったことじゃないんだけどここ3年ばかり仕事でどうしても英語を使わないといけない環境に追い込まれているのです。

しかし仕事で浴びる以上に勉強するほど気力体力時の運がないもんだから、せめてもと日本のドラマを封印して、ひたすら英語が主音声の海外ドラマ(ただし日本語字幕で…全然話わかんないから…)だけみるようにしていたのですね*1

 

なかでも一話完結のミステリが大好物で、それ系は果てしなく拝見しております。コロナ禍の影響で自粛タームであるから、コンテンツ視聴時間も何倍かに増えているわけです。

 

最近だとアマプラにある「ミステリー in パラダイス」が好きですね。南国感溢れるってシャーロック・ホームズ*2ミス・マープルみたいな伝統的英国ミステリ好きとしてはどうなのよそれ、と思ったけど、さすがはBBCドラマ、筋書きがちゃんと謎解きとして丁寧だったり、かつ登場するキャラクターも魅力的だったりして(結構激しい代替わりはあるものの)、すっかりはまってもう4シリーズ目です。

 あとはネトフリの「リアル・ディテクティブ」。これは実際に解決された事件を基にした再現ドラマを担当刑事役が語る形式のミステリで、全て実話がベースだから非常に重く、かつ無駄な味付けがない。生々しい展開に毎回ひきこまれて、実話ものに今後いろいろ手を出してしまいそうです。

 そういえばアカデミー賞受賞式はみたものの、肝心の本編は結局みずじまいだった*3あのフェイ・ダナウェイがお騒がせした「ラ・ラ・ランド」をネトフリでちゃんと通してみてみました。

というのも、ジムがわりに通っているバレエの教室*4のレッスンで使うピアノ曲に、「ラ・ラ・ランド」の挿入歌の "Audition" が使われていると探し当てて、とても好きな曲だったからちゃんと映画もみてみようと思った次第なのでした*5

ラ・ラ・ランド」自体は、まあまあいい映画だな、という感じ。冒頭のダンスシーンは美しく、あと使われている曲はなかなか。

でもエマ・ストーンの顔がちょっときつい…なんかもうこいつライアン・ゴズリング振るだろ?絶対振るだろ?って目にみえてるんですよ…ライアン・ゴズリング好きだし私…*6

とはいえ。この映画でいちばん私に"ささった"曲は、やはり"Audition"で、かつこの映画のハイライトは実はこのシーンなのでは、と思うほど、素晴らしかったです。

詩的なもの、素晴らしいもの、夢に生きるってどういうことか。それをあのワンシーンに凝縮させていたと思うのです。この映画の価値はあのシーンかなと。

で、これ、訳してみたいな、とふっと思ったのでした。

そういえば先日の投稿でMoon Riverをやってみて結構面白かったっけ、私は洋楽がしこたま好きでもあるのだし、この勢いで歌詞の和訳でも趣味にしてみるといいんじゃない、と気づきました。

 

というわけで週1くらいでがんばって歌詞の和訳をするブログになるぞー。

 

でも最初の曲はAuditionじゃないんですよ笑

 

最初の曲はThe BeatlesのAcross the Universeです。

最初から超絶難解でいいんかいと思うものの。

やっぱり挑戦は大事ですよね。

 

というのも、仕事のメール報告などで、しばしば上司(英語が堪能な日本人)が Across という言葉を使うのを目にしており、ん…?と思うことが多々あってですね。

acrossは私には交差して渡っていくというイメージしかなかったのですが、その概念はどうも私が思っているよりも広そうだぞ?と。

acrossという言葉をぷいと適当にWeblioで引いてみると*7、山のような例文が出てくるのでありますが、その概念は決して一つではないのであります。

ていうか "across the world" って引いてみたら、例文にあったこの一文、感動しちゃった。

and minute by minute the white snow flashed across the world, and vanished, and was followed by the bright, brief green of spring.
そして一分ごとに白い雪が世界にちらついては消え、そしてまばゆく短い春の緑に取って代わられました。 - H. G. Wells『タイムマシン』

このacrossは多分Across the universeに近いacrossで、何かを覆い尽くしていくイメージ。

一方。acrossにはもちろん何かをまたいで*8 越えていくイメージもあって。例えばアメリカが生んだ秀才童貞バンド*9 Weezer には Across the Sea という曲がありましたよ。

You are eighteen year-old girl who live in small city of Japan
You heard me on the radio about one year ago and you wanted to know
All about me and my hobbies
My favorite food and my birthday

君って日本のちっちゃな街に住む18歳の女の子なんだって

一年前にラジオで聴いた僕の歌に

もう夢中になっちゃって

僕のこと全部知りたいって思ったって

趣味だとか好きな食べ物だとか誕生日だとか

とにかくなんでもかんでもさ

 

Why are you so far away from me?
I need help and you're way across the sea
I could never touch you – I think it would be wrong
I've got your letter, you've got my song

なんで君ってばまだそんな遠くにいるの?

僕は寂しくて溺死寸前なのに、なんで君は海の向こうなの?*10

君に触れることもできないなんて それってまじでおかしいよ

僕には君の手紙が届いて、君には僕の歌が届いたのに

冒頭からliveにsつかないのなんで?とか "a" small city じゃないのなんで?とか英語が下手だからこそ突っ込みたくなってしまう中学校英語文法脳なんですが。これってyouを受けているからなの…か?誰か英語上手い人、教えてください。

すごくいい曲なんだけど会ったこともない18歳に妄想しまくりのロリコンだし、さらに2番の歌詞はもっとむちゃくちゃアレだし、その上リヴァース実際日本人と結婚してるんですよね。でAcross the Seaかよ!うわキモっ!とどうしても思ってしまうんですよね。いや別にWeezerのこと嫌いではないんですよ。てかブルーアルバムもグリーンアルバム*11 もたぶん持ってたし*12むしろ好きなんですよ。結構いい曲あるし、例えばIsland in the Sunとかさ、これは最高ですね。珍しくキモ童貞感はなく大人の哀感がある曲です。

でも Across the Sea は "君は18歳の女の子で〜ラジオで僕に夢中で〜もう超会いたいなんで君に触れないの〜君のXXをXXしちゃうんだよ〜" とか大声で歌っててキモくないですかやっぱり。

 

おい道草してると全然 Across the Universe にならないよ!!!

もう無理やり引用しよう。

Words are flowing out like endless rain into a paper cup

They slither wildly as they slip away across the universe

言葉は紙コップに降り注ぐ止まない雨のように

溢れ出してずるずると止めどもなく宇宙の果てまで流れ出していく

ふーむ、味わい深い、と思うもののね?

Lyrics, across the universe, ででぐぐると、冒頭からごく微妙に歌詞違うパターン2種類出てくるんですよ!?それってどう思います??

2文目がさ、サイトによっては

They slither while they pass, they slip away across the universe

通り過ぎていく間もずるずると這って、宇宙の彼方に滑り出していく

ってなってるんですよ?

まじ、何?原典版をくれないか??

 

ちなみにこのslitherって言葉、意味知らんわーと調べたら、Slither.ioというウェブゲームがあるらしいことを知りました。


どうもカラフルなみみずがうねうねと進むゲームのようで*13、つまりslitherってこういう感じの言葉なんですね。私ゲームだけは全くといっていいほどやらないので知らんかったです。

Pools of sorrow, waves of joy are drifting into my opened mind

Possessing and caressing me 

悲しみの池、そして喜びの波が開け放たれた僕の頭の中に押し寄せて

取り憑きそしてなで回す

な、なんか曲調と違って、案外おどろおどろしいんですね…? からの、

Jai Guru Deva Om...

ですが、もうこれはビートルズといえばインド、ってことで要はインド礼賛、インド万歳的な何かだろうと察せられるけれども一応意味をつかまねば、とぐぐり始めたら一発でこの方のブログ読めば良くね?ってなりました。

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

なにものも僕の世界を変えることはできない

なにがあっても変わらない

どんなことでも変えられない

決して変わることはない

変わらぬ変わらぬとなんと4回も繰り返すのである。

ダメ押しするのである。

Images of broken light which dance before me like a million eyes

They call me on and on across the universe

砕け散った光の残像が僕の目の前で百万もの瞳のように踊り

宇宙の果てからおいでおいでと僕を呼ぶ

ここはなんかシャンデリアとかがガッチャーン、と派手に床で砕け散るイメージでした。

その破片に光がきらめいてチラチラ目が眩しいような感じかなと。

でも完全にラリってますね多分これ。

で、このフレーズ再び。

Jai Guru Deva Om...

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

光ろうがなんだろうが変わらぬのじゃ。

Sounds of laughter shades of life are ringing through my open ears

Inciting and inviting me

Limitless undying love which shines around me like a million suns 

It call me on and on across the universe

笑い声、生活の影、そんなものが僕の開け放した耳を突き抜けて鳴り響き

僕を駆りたて僕を誘う

尽きることのない不滅の愛が僕の周りで百万もの太陽のように輝き

宇宙の果てから僕を呼び続ける

最後のここだけ妙に希望に満ちていると思う。

突然ポジティブになりました。からの、

Jai Guru Deva Om...

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

 

Jai Guru Deva

Jai Guru Deva

Jai Guru Deva

Jai Guru Deva

Jai Guru Deva

Jai Guru Deva...

Jai Guru Deva 責め、で締めるのである。

もっとふんわり浮遊感のある歌だと思っていましたが、いざ訳してみると、なんだか虚無感が強いですね。

しかし口ずさむのには最適すぎる歌ではあります。

なぜなら、Across the XX、という上司の文をみるたび、実は私の頭の中でいつも Nothing's gonna change my world と Jai Guru Deva が延々リフレインしちゃっていたからなのでして。

まあそれはこれまでもこれからもそれこそ Nothing's gonna change my world として続いていくとしても、少しだけこの曲とAcrossのことを理解できたかなと。ついでにいろんな曲や映画のことも思い出したかなと。

 

そして最初のエントリーには仲々悪くはないのではないかなと。

思いながら筆を置くのでありました。疲れたよ、久々に書いたから。

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*1:まあ、アニメだけは日本語でみちゃうけど。だって日本原産だし。みたいアニメは英語字幕にならないし

*2:しかしBBCの「シャーロック」はもう, Second to None, ですね。原作を忠実に映像化はもうしなくていいから「シャーロック」の新作くれよってなるほど素晴らしい。DVD全巻持ってます。本もいろいろ買っちゃったし、なんなら二次創作できそうなほど見たおしました。でもシャーロックの英語は超速すぎて、字幕でも全然追えないw

*3:私はちゃんと世情を反映してくれている米国アカデミー賞受賞式が大好きで、毎年必ずみております。この時期にそのためだけにWOWOWを契約してます。2020年の「パラサイト」総なめはめちゃくちゃ興奮したなー。このブログで10年前くらいにエントリーしていた頃と違って、審査メンバーが入れ変わってるらしく、だから米国でない、韓国の作品であっても作品賞がとれたりするらしいんですけどね。「ブロークバック・マウンテン」の悲劇は今や昔なのです。故ヒース・レジャー、この映画でとてつもなく哀しい役を演じて美しかった…

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*4:こんな世の中でダンサーの人たち、ひいては芸能関係の全ての職業の従事者は、どんなにか辛いだろうといつも思ってしまって、レッスンは休まず通っているのですが、休まず通うのが果たして先生にとって良いことなのだろうか、万が一私が無症状感染者だったらリスクでしかないわけだし…などと考えたりもします。ちなみに私が教わってるバレエの先生、バレエ団に所属している現役のダンサーの方で、今まで私が習ったどんな先生よりスパルタかつ丁寧で、その上とっても清らかな水のように美しい雰囲気で本当に素敵なんですよ。私の生ける推しです

*5:バレエを通じて好きになったアーティストは他にもあれこれおりまして、例えばルドヴィコ・エイナウディ。出会えてよかったーと思うし、なんで今まで知らなんだとすら思いました。

あとはこれ。ずっと知りたくて知りたくて、Apple musicをバレエ、レッスン、とかで検索しまくっても見つけられず、結局先生にCD見せてもらって知ったのはこの曲。なんとアンドレ・ギャニオンでした。

L'amour rêvé

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  • provided courtesy of iTunes

昔日本のドラマ「Age, 35 恋しくて」に使われてたそうですね。さすがに知らないや… 

*6:ライアン・ゴズリングでいち推しなのはなんといっても「ドライブ」!アメリカの多部未華子ことキャリー・マリガンがまた激かわいい。

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そしてこの音楽!!!Electric Youth というこのバンド、最高です。いろんな人にすすめまくったアーティストです。

A Real Hero

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*7:オンライン辞書っぴき野郎はWeblio派とアルク英辞郎派にきれいに分かれるのであるが、私は学生時代はアルク派だったものの、ここ数年は例文の豊富さからすっかりWeblio派になりました。アルクのなんかぼかし入れたりする出し惜しみ感が本当に無理でね…そこいくとWeblioは適当なフレーズコピペしても該当する例文を出してきてくれたり本当にサービスが良いのです、いつも本当にありがとう…私がなんとか体裁を保てているのはあなたが早引きさせてくれているからだよ…

*8:またいで、といえばまた思い出してしまう歌があるのです、安室奈美恵さんの「Baby Don't Cry」。このサビの "そうだからBaby 悲しまないで" を私は "そうだからBaby 彼氏またいで" だと思っていたんですよね〜。なんか寝坊しているダメ男を早起きしてぐいっとまたいでかっこよく仕事に向かう、自分で自分を鼓舞するキャリアウーマンとかを連想していたんですよね。いや良くないですか彼氏またいで出かけるの。

*9:フロントマンのリヴァース・クオモがハーバード卒、っていうかハーバード進学するためにバンド休んだりしてた、あと童貞というのは単なる私の印象の話でして別に事実じゃないです。よく考えるとこんだけ売れてるしかも現存してるバンドですいっとハーバード卒って割と恐ろしいほどの才能だな、童貞とかキモいとかずけずけ言ってほんとごめんなさいね…

*10:このyou are way across the seaというのが向こうにいる状態なのか海を渡ってる途中のbe on a way状態なのかすら私には判別しづらいんですよね、どっちなんすかね

*11:青い。

Weezer

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緑色い。 

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*12:もう売ったかもだけど

*13:ミミズというとさ、スケバン刑事の漫画を思い出すんですよ…お前の人生ミミズにくれてやると思えというあの名言…いやグロいんで思い返したくないんですが、高校の時にクラスみんなで回し読みしててさ、あのシーン忘れられないんですよね…

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