ハナビ、

ハナが東京砂漠で綴るよたばなしです、英語歌詞翻訳はじめました copyright ©︎ ハナ 2009-2021 all rights reserved.

April Come She Will

うわー四月が終わるではないか!

ということで焦って更新いたします。

さてあと1時間でuploadなるか?!秒読みですよ。

 

四月といえばもうこの曲しかないわけですよね。

サイモン&ガーファンクルの「四月になれば彼女は」*1

 

学生時代の英語の授業で、何か好きな歌詞を選んで、韻を踏んでいるのを探してみろという課題がありました。

そのときにもうこれしかないやろ、とドヤ顔で選んだ少々思い出深い曲です。

でも私がドヤって韻だと思っていた箇所は韻ではないと言われてしまい、( ゚д゚) ハァ??? となったのを覚えています。

April, will/ May, stay/ June, tune/ July, fly/ August, must/ September, rememberが韻だと私は思っていたのですが、先生曰く、rain, again/ night, flight/ cold, oldが韻なんだそうです。

言われてみればそっちも確かに、なんですが、なんで前半のは駄目なんだ??となりますよね。

なんにせよ完璧すぎる構成であることには間違いないんですけども。

未だになんで前半が韻にあたらないのか釈然としないので、詳しい人まじ教えてください。

 

てか!こんなに知ってる歌なのに!

April "Come" であることをいま初めて思い知ったよ?!

Comesじゃないんだね!?

つまり…なんだ??これは倒置なのか!!??

彼女、来るつもりなんだね!!!!!*2

 

April Come She Will

四月、きっと来る彼女が*3

 

April, come she will

四月、来るだろう彼女は
When streams are ripe and swelled with rain

雨で川の水嵩が増し豊かに流れる頃に

May, she will stay

五月、彼女は留まるだろう

Resting in my arms again

僕の腕の中で再び安らぐだろう

June, she’ll change her tune

六月、彼女は調子を変えるだろう

In restless walks, she’ll prowl the night

せわしない歩みで、夜を彷徨うだろう

July, she will fly

七月、彼女は飛ぶだろう

And give no warning of her flight

飛ぶことなんて微塵も知らせずに

August, die she must

八月、死ぬに違いない彼女は

The autumn winds blow chilly and cold

秋風が肌寒く凍えるように吹きすさび

September, I’ll remember

九月、僕は思い出すだろう

A love once new has now grown old

かつて初々しかった愛がもはや色あせてしまったことを

 

に、日本語スピード訳で韻を踏むのは一時間では無理だー!

もしかしたら後日リベンジ追記するかも。すごくいい案思いついたりしたら。

 

ところでこの歌。

なんかビートルズのNorwegian Wood (This Bird Has Flown) を連想するんですよ。

この時代の「彼女」らってみんなどことなくいかれてて不安定な感じありますよね。

あれ、もしかしたら次訳すのこれかしら。

なんかビートルズ率が妙に高くないか *4

 

ちなみに村上春樹の『ノルウェイの森』は私のトラウマ文学のひとつです。

中学生になりたての頃に図書室になぜか下巻だけあってさ。

有名だから開いてみたら、ね…下巻って冒頭、あれじゃないですか…

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

  • 作者:村上 春樹
  • 発売日: 2004/09/15
  • メディア: ペーパーバック
 

*1:この曲が入ってる"Sounds of Silence"の表題曲のタイトルもたまらんですね。「静寂の音」って。すごい詩的だな。ノイズキャンセリングかよ(←台無し)

サウンド・オブ・サイレンス

サウンド・オブ・サイレンス

 

*2:Willは意志、going toはもう決まってる計画、だったね。仕事で私いつも口が回らずwillとしか言えないんだけど、逆にいつもgonnaと言う方もいますね。計画として織り込み済ならたしかにgoing toがベターと思いつつ、会議とかではカジュアルすぎないのかしら、どっちにしろ私の口からは出ないものの

*3:さすがに「四月になれば彼女は」この素晴らしい邦題にふざけて太刀打ちすることはできず…あえていうなればなんだろうと5分くらい考えた結果です。来るのは四月じゃなく彼女であることを踏まえまして。でも邦題には完敗です。歌の内容に合ってるもん。しかもちょっと貞子感出ちゃってますな、てへ

*4:ラバー・ソウル」に入ってます

ラバー・ソウル

ラバー・ソウル

 

Sleepwalking

まさかのペースで連投即アップ。

本日Today's Appleで聴いてしびれました。

Sleepwalking

Sleepwalking

  • provided courtesy of iTunes

 

 

休日昼下がり、さて洗い物でもするかなと思い、じゃあなんか音楽でもかけるかなと考えもせずになんとなくToday's Appleをかけて、1曲目にあったこいつに端からぶっ飛んだのであります*1

なんという私好みの音か。いやAppleで選ばれるくらいだから万人好みの音なんでしょうけど。

月光月光夢遊病夢遊病みたいなことを歌ってるのだけがわかり、矢も盾もたまらずぐぐり、勢いで訳しました。

 

訳自体はこれもまた難しくはないのですが意味がピーマンですね*2

fast asleepというのが「熟睡」という意味だと最初わからず、「眠ったまま速歩き」だと思ってたくらいかな、ってそれ全然意味違っちゃってましたけどね。お恥ずかしい、わはは。

 

さてこの素敵な曲はだれがつくったなにかを説明しますと。

Yoni Ayal名義でも知られているカナダのアーティスト、Chiiildの今夏頃発売予定の2作目のアルバムに先駆けたシングルだそうで。

記事にあった本人談によれば(以下引用)、

"Sleepwalking" is a self-reflective song about reclaiming agency over your life. We all have something that makes us special, that nurtured can create something beautiful."

"Sleepwalking" は、皆さんの人生に及ぼす力を取り戻すことについての自省的な歌です。我々は皆自分を特別なものにするなにかを持っていて、それを育むことでなんらかの美しいものを創り出せるのです。

 

( ゚д゚)...??!!??

インタビューの英語のが歌詞より難しいうえに解説するふりしてより深淵に落とされた感じありますね?

目覚めよではなく、夢遊病で歩く状態がつまりなにか育んで想像力を駆使している状態ということなのか?

途中に出てくるUnder the surface とはつまり無意識下のアレ的なやつなのか?

だれか解釈アドバイスして…などと唸りかけたものの、意味ありげに見せつつ実はそこまで考えず音とノリで歌詞作るの割とあるあるだもんね、と開き直って案外さっさと仕上げた訳です、どうぞ。

 

Sleepwalking

眠りながら歩け

 

How does it feel walking fast asleep

Under the moonlight

眠り込んだまま歩くのはどんな気分だい

月明りの下で

Don’t know what’s real or what’s fantasy

Under the moonlight

何が現実か何が幻想かわからない

月明りの下で

 

How does it feel walking fast asleep

Under the sunlight

熟睡しながら歩くのはどんな気分だい

陽光の下で

Open your eyes, it’s okay to dream

Under the sunlight

目を開いてごらん、夢を見てもいいんだよ

陽光の下で

 

Darling, we’re sleepwalking

Sleepwalking

ねえ僕ら夢遊病なんだ

夢遊病
Darling, we’re sleepwalking

Sleepwalking

そうだよ僕ら夢遊病なんだ

夢遊病

 

It’s starting to haunt me

Darling, you’re fast asleep

Under the surface

Above reality

それが僕の前に現れ始める

ほら君はすっかり眠っている

意識の表面下で

現実を超えた場所で

 

It’s starting to haunt me

I see a masterpiece

Under the surface

Above reality

それが僕に取り憑き始める

僕は傑作を知覚する

覚醒より下にある無意識の

現実を超えた場所で

 

How does it feel walking fast asleep

Under the moonlight

Don’t know what’s real or what’s fantasy

Under the moonlight

熟睡したまま歩くのはどんな気分だい

月明りの下で

何が現実で何が幻想かわからない

月明りの下で

 

How does it feel walking fast asleep

Under the sunlight

眠り込んだまま歩くのはどんな気分だい

陽光の下で

Open your eyes, it’s okay to dream

Under the sunlight

目を開いてごらん、夢を見てもいいんだよ

陽光の下で

 

Darling, we’re sleepwalking

Sleepwalking

ねえ僕ら夢遊病なんだ

夢遊病
Darling, we’re sleepwalking

Sleepwalking

そうだよ僕ら夢遊病なんだ

夢遊病

 

はい、意味はわからんけど、この音と夢遊病という歌詞がマッチして大変素敵であることは間違いないですね!

ともかくも音がとんでもなく好みだったのでアルバムを楽しみに待つといたしましょう。

*1:端からハナがね…

*2:昔の某友人があえてなのか間違って覚えてなのかこれを「意味がプーさん」という癖があり、意味がピーマンというフレーズが出るたび彼女のことを思い出します、元気かなフランスで一緒にたくさんお酒のんだAちゃん

Digital Love

また2週間...4月も半ばにさしかかる...というタイミングで書きます。

ここ数週間のやばいテンパリ具合が私にキーを叩かせなかったのであります。先週末はそれなりに人にあったり習い事したりしてリフレッシュしてましたけど、今日は撃沈だったな。昼から7時間ぶっつづけに寝倒して今ですよ。ストレスのあまり深夜にネットショッピングが捗ってしまいました。

ここ数ヶ月かな、仕事のハードルが上がりまして、しかも下手な英語でその上がったハードルを超えなければならないとなると、もういままでの倍も辛いわけ。言語って思考につながっているので、つたない言語で考えると思考もつたなくなるんです。もう詰みますね。

しかし下手な英語でも仕事とあらば投げ出すわけにはいきませぬ。資産家の令嬢じゃないから食ってかんとあかんのでして。

筋トレは続けるからこそ意味があるのである。小さな努力の積み重ねがいつか大きななにかになるのである、ローマは一日にして成らずとも、ローマは一日からはじまるのである*1、次のひと足ひと掃き*2と信じてこつこつやるぞというわけで、ペースは遅くともブログもちゃんと更新するのである*3

さて、和訳でございますよ。

週末友人と飯食ってて、やっぱマスク会食むりがあるよね、と話していました。いちおう試みてはみたんですよ。で、もうなんか面倒だからシールド着たらいいんじゃね?となり、あれじゃん?ダフト・パンクじゃん?という展開になって、そういえばちょっと前に彼ら解散してたなと思い出しました*4

いやびっくりしたよね。解散とかする必要あるんだなって。別に活動休止とかでよくない?って思うじゃないですか。解散しないとなんかライブとかノルマに追われまくったりするんでしょうか。示しがつかないとかそういうヤクザめいたケジメ的なやつなんでしょうか。真相は神のみというかダフト・パンクのみぞ知るということですけど*5

ダフト・パンクがOne More Timeをひっさげて登場した後に、私もめでたく深夜遊びというかクラブデビューをしたわけです。その結果、クラブには全くはまりませんでした。煙草くさいし眠いし音でかいし踊るためだけの音楽はなんか退屈だし空調悪くて風邪ひくし床にビールこぼれてべとべとだったりするし。知らない人と話すのもかなり面倒だった*6けど、One More Timeがかかるとやる気なく座ってた私を含め、それまでぐだぐだしてた人たちまでうわーって踊りにフロアに出ていくほど盛り上がりを見せてました。すごいユニットだなと思ってました、当時の渋谷はClub Asiaとかで。

なつかしいですね。こんな時代じゃクラブもろくに運営できないでしょうね...濃厚接触の代表格みたいな遊び方だもんな。もはや皆でFlaming Lipsのバブルに入るしか踊る術はないのだよ。でもこれバブル内の空調管理どうなってんすかね?ちゃんとしないと酸素なくなるよね?*7


 そんな昔とダフト・パンクを懐かしみつつ、割とちゃんと歌詞があった名曲であるDigital Loveを訳してみたいと思います。もっとも彼らフランス人だから英語はネイティブじゃないけどね*8

 

Digital Love

二進法の恋*9

 

Last night I had a dream about you

昨日ね、君の夢をみたよ

In this dream I'm dancing right beside you

夢の中で僕は君のすぐそばで踊ってる

And it looked like everyone was having fun

皆がめちゃくちゃ楽しんでるみたいだった

the kind of feeling I've waited so long

それは僕がずっと求めてた感覚だった

 

Don't stop come a little closer

止めないで、もう少しそばに来て

As we jam the rythm gets stronger

僕らがジャムすればリズムはもっと強くなる

There's nothing wrong with just a little little fun

ほんのちょこっと楽しむだけなんだから大丈夫

We were dancing all night long

僕らは一晩中踊ってた

 

The time is right to put my arms around you

君に腕を回す瞬間はちょうどよかった

You're feeling right

君もそう感じてて

You wrap your arms around too

僕に腕を回してくれた

But suddenly I feel the shining sun

でも急に太陽が輝くのを感じて

Before I knew it this dream was all gone

いつの間にか夢は全部覚めてしまったんだ

 

Ooh I don't know what to do

ああ、どうしたらいいんだろう

About this dream and you

この夢と君のこと

I wish this dream comes true

この夢が叶えられたらいいのに

 

Ooh I don't know what to do

ああ、どうしたらいいんだろう

About this dream and you

この夢と君のこと

We'll make this dream come true

僕らこの夢をほんとのことにしようよ

 

Why don't you play the game ?

このゲームをプレイしようよ

Why don't you play the game ?

このゲームをプレイしようよ

 

GAPのCMに使われてたっけ。キュートな女の子のダンスに魅せられてロボットダンスしてハートマーク出しちゃうのが印象に残ってます。

今改めて聴いてみても本当に名曲だなー。

コミックバンドっぽいのに*10音楽的にはとんでもない玄人感をかもし爆発的大ヒットで音楽史に燦然と輝いた彼らが、まさに爆発で幕を閉じるという。

2000年代のダンスカルチャーの喧騒が終わりを告げた感じがしますね *11

RANDOM ACCESS MEMORIES

RANDOM ACCESS MEMORIES

  • アーティスト:DAFT PUNK
  • 発売日: 2013/05/17
  • メディア: CD
 
Discovery

Discovery

  • アーティスト:Daft Punk
  • 発売日: 2012/12/17
  • メディア: CD
 

 

英語的には全然難しくはないです。時制がいったりきたりだったりというのくらい。

あ、でもBefore I knew itを「知らないうちに」と訳するのはちゃんと辞書を引いてみないとしっくりこなかったですね。直訳すれば「そうとわかる前に」となるから意味的にはたいして違わないんですが、それでもなんとなく感覚としては違う気がしました。こういうちょっとしたことが響いてニュアンスを汲み取れなかったりというのがよくある気がします。

*1:先日も引用した大島弓子の「毎日が夏休み」ですね 

つるばら つるばら (白泉社文庫)

つるばら つるばら (白泉社文庫)

 

*2:これはミヒャエル・エンデの「モモ」に出てくる道路掃除夫のベッポの仕事に対する姿勢ですね。小さい頃何度となく繰り返し読みましたこの本。あーまじ時間泥棒に時間奪われてない最近の私?だめな大人になってない?やばくない?

モモ (岩波少年文庫)

モモ (岩波少年文庫)

 

*3:ちなみに私毎朝のごはんをtwitterにアップするという謎の習慣を数ヶ月前にはじめたんですよ。これ案外悪くないですね。朝から栄養ちゃんと取ろうと思うし、人に私生活をさらしあげるということでなんかぴりっとしますもんね。結局「だれかが見とるよ」と思わないと私はちゃんとできない人間なのだな。イチローとか、「ハイキュー!!」の憧れキャラである北さんのようにストイックにはなかなかなれないのですよ、みつをもハナもにんげんだもの

*4:かなり衝撃的な解散動画。自爆演出は人によっては結構ショックでは...閲覧注意にならないのかしらこれ。

*5:そいやぐりぐらパロネタ画像のだふとぱんく好きだったなー。だれですかこれ作った天才は。拾い物で出典がわからずクレジット入れられないままにお借りしております、わかり次第あげるか消しますので、ぜひお申し出くださいご本人。

https://smlycdn.akamaized.net/data/product2/2/62e56d09e519231c76853198cfd3b27aa7dd11aa_l.jpg

twitterみてると世の中には小さな天才がたくさんいるんだなとしみじみ気づかされ、自分の盆栽感じゃない、凡才感を思い知ることになるんだけども、すごい人のすごいところがたくさんみられるし、普通に生きてたら絶対接点のない人の考えもしなかった思想に出会ったり、世界でしんどいのは自分だけじゃないと思えたりもするので、そういう意味では可視化って素晴らしいなと思います。やべーやつが想像以上にいるとわかったり、政治的な仕込みが渦巻いていたり、逆に知人が実はアレとか知ったりする事故もそれなりにあるんだけどね

*6:とはいえ私がいけてる女子風のファッションやルックスではなかったこともあり、クラブでちょっかいかけてきた方々は割と紳士的だった気がします、テンション低くて申し訳なかったな

*7:なおバブルサッカーはいつか試してみたいなと思います。サッカーほとんどやったことないけど楽しそうじゃん、なんか

*8:話者がネイティブのイギリス語じゃない場合、わたし的にはボーナスタイムです。特にヨーロッパ系の人の英語はめちゃくちゃ聞きやすい。よっしゃあああ!ってなります。が、たまに例外もいる、身近な某偉い人とか...

*9:むりやり変な邦題つけてあるのが好きなんですよ。せっかく翻訳にチャレンジしてるのに、肝心のタイトルがデジタル・ラブじゃなんだかつまらなくないですか。だからこれからも強引に変な邦題つけ続けます。愛とXXのXXシリーズとか、セガールの沈黙のXXシリーズの強引に捻り出しとか、そういうのもうまじ大好物。邦題つけるバイトとかあったら本気で応募したいですよ。

*10:そいやPV、松本零士でしたっけ!

*11:とはいえGet Luckyという超大ヒット曲も2010年代にありましたっけ。でもあれ70年代の音なわけですけど。

The Hardest Part

ああまた2週間もあいてしまった…

 

最近どうしてこんなに?と思うほど忙しいんですよね。その上やる気出なくって体力もなくって効率が悪い。仕事だけしかしてないのにこんなに疲れちゃうなんて先行き不安すぎるけど、そもそも仕事ばかりしているからこうなるのか。

そういえば緊急事態宣言が開けたとか。でも今年は桜も見に行く気になれないな。ってもう散ってるか。

基本は家に留まって仕事と家事、娯楽はネトフリ鑑賞とネットショッピングぐらい、リモート飲み会も最初のうちは珍しさにかられて何度か試しましたが、結局やらなくなった。

のみにいったり人と会ったり、なにより旅から刺激を受けることが圧倒的に減ってしまった。週1くらいでそれなりの運動はするけども、それ以外はデスクワーク漬けで身体あまり動かさないし。コロナがやばくなる前は通勤時片道20分弱を歩くことにしてて*1、歩くことって心身ともに効果的らしいのでこんな日々でも導入すべきとは思うものの、秒を争う仕事っぷりだったりするともういかんともしがたく。朝10分のヨガにすら時間を割けずにとにかく寝てたい毎日です。情けなや。

 

さて愚痴はこのくらいにするとして。

 

おうちで仕事するようになってから音楽聴き放題じゃんやったね、と最初こそ思ってたのですが、私の場合、音楽が思考をかなり妨げるんですよ。だから結局無音で作業してることが多い。あと会議もそれなりに入るし。BGMといえば隣のマンションの工事音くらい*2。だけどどうしても元気がないときは少しは脳のマッサージがわりにとなにがしかの曲をかけることはあります。

でもほら外的な刺激がないもんだから(TVみないですしね私)何を聴いたもんかなーと迷っちゃうわけですが、そんな時はApple MusicでToday's Appleという Apple店舗でかかっているBGM集をピックアップすることが多いです(三回もAppleって繰り返したなこの一文だけで)。

さすがはApple様、大変にセンスのよい選曲ばかりでございまして*3、いくつか印象に残った曲はアーティスト名や経歴などついつい調べちゃうんですが、なにより歌詞がまず気になっちゃうんですよ。ひっそりこんなブログやってるくらいだから。

こないだのエントリーでも書きましたが、Apple Musicの歌詞表示、最高に素晴らしい機能です。私の英語力では残念ながら断片しかわからないので、歌詞を見ながら聴き直してなるほどと思ったり…それでもわかんなくて結局ぐぐったりもありますけどね。

 

で、折にふれて聴きたくなる数曲のうちのひとつについて、いっちょ今回はやってみようではないのと思いまして。

 

Olivia Deanというアーティストの、The Hardest Partという曲です*4

秋口に道を歩きながらよく聴いていました。なんかすんなり伸びる声と寂しげなメロディが秋の切ない感じとぴったりなんですよね。

途中転調する箇所の "I was only 18, you should've known that I was always gonna change..." という部分の歌詞がすごくすとんと胸に落ちてきて、これは年上男と付き合って振った女の子の歌なのかな、と興味を持ちました。

 

ではいざ和訳。

The Hardest Part
最高につらいこと
 
Call me up to meet you, static on the phone
私に会いたくてかかってきた、あなたの電話はつながらない
Normally I need you, this time I don’t wanna go
いつもなら会いたいけど、今は行きたくない
Lately I’ve been growing, into someone you don’t know
最近私は成長してる、あなたの知らないだれかにね
You had the chance to love her, but apparently you don’t, no you don’t
前はそのだれかを愛するチャンスもあったけど、明らかにそうしないよね、しないよね
 
So even if I could, wouldn’t go back where we started
だからもし戻れたとしても私たちが始まったところには戻らない
I know you’re still waiting wondering where my heart is
私の心がどこにあるのかわからなくてあなたが待ち続けていると知ってても
Pray that things won’t change, but the hardest part is
何も変わらないことを祈ってるよ、でも一番やりきれないのは
You’re realising, maybe I, maybe I, ain’t the same
私がもう以前の私と同じじゃないかもしれないってあなたが気づきかけてること
And what you’re waiting for, ain’t there no more anyway
そしてあなたが待ってるものはもうそこにはないってこと

 

Held you up so highly, deep under your spell
あなたをあまりにも持ち上げ過ぎてた、どっぷりあなたの魔法にかかって
Your opinions would define me, it’s time I made some for myself
あなたの言うなりの私でいたけど、そろそろ自分の意見で私がどうあるかを決めるね
‘Cause lately I’ve been certain, there’s no further to go
だってここ最近、私はこれ以上やっていけないと確信し続けてる
Yeah you had the chance to love me, but apparently you won’t, no you won’t
そうだよ、私を愛するチャンスはあったけど明らかにこれからもしないだろうね、しないんだろうね
 
So even if I could, wouldn’t go back where we started
だからもし戻れるとしても私たちが始まったところには戻らない
I know you’re still waiting wondering where my heart is
私の心がどこにあるのかわからなくてあなたが待ち続けていると知ってても
Pray that things won’t change, but the hardest part is
何も変わらないことを祈ってるよ、でも一番きついのは
You’re realising, maybe I, maybe I, ain’t the same
私がもう以前の私と同じじゃないかもしれないってあなたが気づきかけてること
And what you’re waiting for, ain’t there no more anyway
そしてあなたが待ってるものはもうそこにはないってこと
 
And it’s okay, am not gonna remember you that way
大丈夫、あなたのことをそんな風に思い出したりしないよ
You say I’m different now like that’s so strange
あなたは今の私が昔と違うことをめちゃくちゃ変だと言うけれど
But I was only 18, and you should’ve known that I was always gonna change
でも私はまだ18だったんだから、私が常に変わっていくことをあなたはわかってるべきだったんだよ
 
So even if I could, wouldn’t go back where we started
だからもし戻れるとしても私たちが始まったところには戻らない
I know you’re still waiting wondering where my heart is
あなたが私の心がどこにあるのかわからなくて待ち続けていても
Pray that things won’t change, but the hardest part is
何も変わらないことを祈ってるよ、でも一番どうしようもないのは
You’re realising, maybe I, maybe I, ain’t the same
私がもう以前の私と同じじゃないかもしれないってあなたが気づきかけてること
Ain’t there no more, I ain’t there no more
もうそこにはない、私はそこにはいない
Ain’t there no more, I ain’t there no more
もうそこにはない、私はそこにはいない
Ain’t there no more, but the hardest part is
もうそこにはない、でも最高につらいのは
You’re realising, maybe I, maybe I, ain’t the same
私がもう以前の私と同じじゃないかもしれないってあなたが気づきかけてること
And what you’re waiting for, ain’t there no more anyway
そしてあなたが待ってるものはもうそこにはないってこと

 

 

これは切ない。成長するって切ないですよね。

もう前の私じゃいられない、けれどあなたが好きだったのは以前の私で、それはつまり別れるしかないわけですよね。

愛がなくなったとか嫌いになったとかそういうんじゃなくて、違う人間になっちゃったからこその破局ですよ。

十八歳じゃね、そうよね、毎日変わるよね。

でもその二倍くらい生きてもやっぱり変わるね、ってなんとなくわかります。

変われるっていいことなんだよ、だから傷つかないで、と言ってあげたくなった。

コロナでまだ不自由な日常の、とある春の満月の夜の和訳でありました。*5 

英語的には冒頭の "Call me up to meet you, static on the phone" がいきなりイミフでしたね。

Call up to XXXで、XXXするために電話するという意味らしいです。

でもあなたに会うために私に電話しろってなんやねん、てなるじゃないですか。とすると命令形ではなく主語のYouが省略されてるのか?この辺のニュアンスとかはやっぱりわからんです。

static on XXX はXXXのノイズ音がするという意味がありつつ、かつ空電という意味もあり、ここだとつまりどっちだ、会いたくないんだから、つながらないだろうな、ツーツーいってんだろうな、コール音が響くだけとかの方が良いかな、いや飾りすぎ、などと考えました。

先が長いのかこれ…?と心配になりましたが後は比較的すんなりでした。

"I’ve been growing, into someone you don’t know" が私が成長してあなたの知らないだれかになってるってこと、これがわからないと次の文のherがだれだかわからないですね。ここが肝心ですね。

あと"Held you up so highly, deep under your spell"の前半、hold XX upが誰かを高く評価するという意味なのは初めて知りました。でも後半のunder your spellとかはもうオカルト好きだから直感でわかるんだな!こないだエクソシストの裁判を扱った「エミリー・ローズ」をみたからかもしれません*6

そして極めつけ?の "You're realising" *7 ですよ。

中学校英語で習うところの進行形にできない動詞がバキバキに進行形になってるの巻ですよ。

なんとなく意味は「気づきかけてる」だろうなとすぐ察せられるものの。

いやーこれだから受験英語は。ってもあんまりちゃんと勉強しなかったけども!だから今大変だったりするんだけども!!

 

 

*1:ゆえに重いラップトップを持ち運ぶとき足腰に負担がかからないよう必ずバックパックにスニーカー通勤なのです、こないだ久々に出勤したとき会った後輩から「なんか山に行きそうですね?」と言われました…まあボーダーTだったしジャケットもミリタリーテイストだったし仕方ないか

*2:よりによって家にいなきゃいけないタームに爆音で隣にあった古いマンションの解体&新築工事が始まり、振動も結構あって何度かブチ切れそうになりました。建築現場って外気に触れ放題だからかコロナまるで無視なんですよね

*3:昔の私ならコンピだと?そんなん俺がつくるとかいう勢いでなんならジャケットすら自作してプレゼントしたりとかしてましたが、もはや人様の選曲をああええ塩梅じゃーと聴けるようになったんじゃのう、すっかり丸くなったもんじゃわい

*4:お試しあれです。切ないイントロから耳に残ります。

The Hardest Part

The Hardest Part

  • provided courtesy of iTunes

 

*5:後述。これが年上男と付き合ってた若い女の子の語りだとすると、その年上男は多分彼女が無知で無邪気で可愛いところに惹かれていたのであって、それってより深刻だなと思いました。自分の頭でものを考えることを嫌う男だと彼女はわかってしまったのですね。残念ながらそういう人多いよね。でもよく思うんですが、だめな男を好きになること=だめな女だとは思わないんですよ。その逆もしかりですが。男女ともにそうだけど、恋なんて見かけとかそういう本能的なものだから、人間を見極めて好きになるなんてそんなの恋じゃなく戦略ですよね。だからどんどんだめ男女に惚れるといいよ、特に十代なんて

*6:B級映画かと誤解してたけどそんなことはなくて、裁判劇の英語もとっても勉強になりました。割とおすすめです。

エミリー・ローズ ノーカット版 [Blu-ray]
 

*7:よくみたら地味に綴りがイギリス語でしたね、そんで調べてみたらUKのアーティストでした

Only Passing Through

それなりに長いこと音楽を聴いていると、たぶん自分しか好きじゃないだろ!と思える、メジャーではないけれどもMy Favorite Thingsなお気に入りバンドやアーティストがいるものです。

多感な時期や、記憶に残る特別な時期にうっかり聴き込んでしまったりすると、そうなります。

 

Idlewild(UK)*1、Talulah Gosh(UK)*2Cat Power(US)*3、Miles(Germany)*4、Berry(France)*5、Coeur de Pirate(France)*6、それから何よりもSarah records(UK, Bristol)の愛しきバンドたち *7、などなど。

 

で、その筆頭というか未だに応援してしまうのが、The Lilac Timeというバンドです。

 

Stephen Duffy、まさかのデュラン・デュランを振った男*8がずーっと率いている、スコティッシュ・フォーク感あふれるキラキラのギターポップネオアコバンドです*9

私がロックにはまり始めた時にラジオ*10で聴いて以来、ずっとこのバンドが好きで、この民族テイスト、英国っぽさ、ビスケットとミルクティーの香りがとてつもなく似合う、少女趣味感にしてやられたものでした *11

ネオアコで最も有名なバンドはアズテック・カメラ*12、あとはパステルズ、オレンジジュース、ペイルファウンテンズ、もっと後になるとラーズ、ベル&セバスチャン、あたりでしょうか。

私はそれらには全然入れ込めず、The Lilac TimeとTalulah Gosh、Sarah recordsのあれこれにどはまりしてましたね。

ネオアコほんとは好きじゃないんだと思います。

で、そういうレアな音源は、今ならApple MusicやYouTubeで音源探せるんだけども、昔はレコード屋にしか、しかもごく限られた枚数しか売ってなくて、しかも基本古い音源だから廃盤になってるのでもちろん中古で、大手から個性的な街の中古レコード屋まで、あれこれ覗いて回る毎日だったわけです。サークル活動なんかほとんどやってなかったけど、音楽のおかげで学生時代楽しかったな。

 

てか語り尽くせないほど思い出はあるものの、それはまたにして。

そんなThe Lilac Timeの数々の好きな曲の中で、どれを訳そうか迷ってしまうのですが。

 

カヒミ・カリィがカバーしていたBlack Velvetとか*13、夜中の高尾山*14で聴いたら風景に似合いすぎてわくわくしたTrinityとか、ど失恋でバイト行かなきゃいけなかった時に聴いたGrey Sky and Work Thingsとか*15、いつもこれが一番好きかもなと聴くたび思うWork for Weekendとかとか。*16

いろいろ候補はあれど、ふっと思いついたのがこれです。

Only Passing Through。

人生初の海外旅行だったカリフォルニアのサンフランシスコ・ロサンゼルスしかもアムトラックで縦断旅行*17でここのこと歌ってる!とその場で気づいて現地で聴くことができた、思い出の曲です。

サンフランシスコといえば中古レコード屋の聖地、Height Ashberyでもお買い物しましたよ。

とあるCDを1枚なんとなくジャケ買いしたら、後になんとあのバンクシーの花束ってやつじゃんこれ!と知るという。

あの頃はバンクシーまだそこまで有名じゃなかったんだと思いますが、さくっとジャケに採用?盗用?しちゃった某インディーレーベル(USに行ったのにUKのレーベルのCD買って帰ってきてました。アホや)、慧眼ですね。

え。今ぐぐってみたらCDですらオークションサイトで結構な値段ついてる…!*18

さて。そのOnly Passing Throughは、このベスト盤で聴けます。 

Time Compendium & Fontana Trinity

Time Compendium & Fontana Trinity

  • アーティスト:Lilac Time
  • 発売日: 2001/08/14
  • メディア: CD
 

Only Passing Through

通り過ぎるだけ

 

Only passing through

通り過ぎるだけ

Only passing through

通り過ぎていくだけ

We own this stuff briefly

ちょっと住んでいる気分を味わえたとしても

You can't take it with you

所有することはできない

 

You can't own the houses

君には到底手に入れられないよね

That will outstand you

この圧倒されるほど素敵な数々の住宅は

Only passing through

ただ通り過ぎることしかできないんだ

These houses and these streets

この素晴らしい住宅や街路の数々を

 

McAllister

マカリスター

O'Farel

オファーレル

California clay

カリフォルニアクレイ

Green

グリーン

Greenwich

グリンウィッチ

Chestnut bay

チェスナットベイ

 

Only passing through

通り過ぎるだけ

Only passing through

通り過ぎるだけ

We own this stuff briefly

つかの間だけそこの住人のふりができても

You can't take it with you

所有することはできない

 

As I walked out this morning

今朝ちょっと散歩に出かけた時さ

Before the sun was up

まだ日が昇る前だったよ

Everyone was sleeping still

だれもがまだ眠ってて

The curtains all were shut

カーテンは全部閉まってた

The world I found was wealthy

僕が見たのはリッチな界隈だった

More than we can afford

どうしたって僕らの手には負えないような

And all that is offered to us

僕らが受ける恩恵は

A miserly reward

ただ素敵だなってうらやむこと

 

Only passing through

通り過ぎるだけ

Only passing through

通り過ぎるだけ

We own this stuff briefly

この風景をちょっとだけ自分のものにできても

You can't take it with you

所有することはできない

本当にそうだな、と綺麗なパステルカラーに塗られた豪華な家々を眺めながら思いました。

最初の海外旅行だったサンフランシスコとロサンゼルスは、違う国に行くことはめちゃくちゃ楽しいんだよと教えてくれたとても恩義のある街です。

 

いつか住んでみたいなと今でもちょっと思ってます。こんな家には住めなくともね。

*1:まだやってるとは夢にも思いませんでしたがなんと解散後再結成してまだやってるらしいです。昔の曲はハタチくらいの学生にありがちな頭でっかち感がすご過ぎるのですがまさに私がそんな状態だった頃に聴きこんでいたし、なんなら歌詞をコピーしてノートに貼ったりしていたので、今でもめちゃくちゃ覚えてるんですよね。ちなみに私は大学時代に地理を専攻しており、冬の高尾山で気温観測という実習があったのですが、その時に朝4時が一番寒いなーとか思いながら"朝焼けなんて初めて見た"という歌詞が含まれているこのアルバムの"Let Me Sleep (Next To the Mirror)" という曲を口ずさんだりしていました。学生時代のお勉強、まじで楽しかったな。

100 Broken Windows

100 Broken Windows

  • アーティスト:Idlewild
  • 発売日: 2000/04/10
  • メディア: CD
 

*2:私ってネオアコが好きなんだ!と誤った認識を抱かせたバンド。このバンドも姉弟でやってるんでしたっけね。オアシスといい、なんか兄弟姉妹でやってるバンドに弱いのかしら。アルバムに歌詞カードはなかったので、必死に聞き取ろうと頑張りました。この頃の耳と根性があれば今仕事で困らないのに!って時々思います…タルラーゴシュって意味なに?わかんないけど?って思いながらもこちらも録音MDがいかれるほど聴きつぶしたアルバムでした

Backwash

Backwash

  • アーティスト:Talulah Gosh
  • 発売日: 1996/05/21
  • メディア: CD
 

*3:こんな風に生まれたかったよー!と思う憧れ女性の一人ですね。声も容姿も完璧です。実は来日ライブにも行ったことがあります。とってもダウナーなゆるゆるライブで「スワテ クダサーイ」って観客全員体育座りさせられましたっけね。一緒に行ってくれた男性が確かポールスミスかなんかのスーツ着てて、代官山UNITの汚い床に座らせてちょっと申し訳ないなと思ったりしたものでした。

ジュークボックス

ジュークボックス

 

*4:Milesで検索するとジャズしか出てこないよ!この曲が有名です。ドイツのTahiti 80と呼ばれていたのにふさわしいリゾートサウンド。結構ロックな曲もあります。

*5:フランス滞在、特に語学学校のあるランブイエという地域の公園のことを激しく思い出させる、というか意識的に聴きまくってその時の空気とか感情を閉じ込めておいたアルバムです。全然メジャーじゃないけど、全曲本当に秀逸です。ストリングスが美しいMademoiselleという曲はまさにフランス女子にふさわしいコケティッシュ感があって、筆舌に尽くしがたい素晴らしさです。フランス入りした初日に泊まったホテルで何となく音楽番組つけてたらこの曲の最高なビデオクリップが流れてきて、速攻で曲名をメモりました。人並みに心細かった私をフランスが歓迎してくれてるかのように感じたものでした。ラッキーなことにライブも現地のオランピア劇場でみましたっけ。古くて小さくて独特の匂いがする素敵なコンサートホールだったな。

Mademoiselle: Edition De Noel (W/Dvd) (Pal) (Coll)

Mademoiselle: Edition De Noel (W/Dvd) (Pal) (Coll)

  • アーティスト:Berry
  • 発売日: 2008/12/23
  • メディア: CD
 

*6:Berryと違ってこっちは結構売れてるか。なんとApple musicにプレイリストありました。このアーティストの何と言ってもComme des enfantsは、歌詞がなくてねー…何言ってるのかほとんどわからないなりに現地滞在中は口ずさみたくて何度も聞きました。最近Appleに入ってたのみて初めて歌詞を知ったのですが、私の妄想歌詞とはだいぶ違ってたな。しかしこのジャケの顔写真、めちゃくちゃaikoっぽいですね。

Coeur De Pirate

Coeur De Pirate

  • アーティスト:Coeur De Pirate
  • 発売日: 2008/10/07
  • メディア: CD
 

*7:Sarah recordsはブリストルというイギリスの小さな街でひっそり生まれた、手仕事感のある、地元の若者がバンドを始めてどきどきしながらギターをそっと鳴らしてみたような、素朴で味わいある、とにかく私好みの要素しかない奇跡のレーベルです。最初は馬場のレコファンで奇跡的にGlass Arcadeのレコードを見つけたんだっけ。状態は全然良くなかったけどこれはあれだぞ、きてるぞ、お前が買うべきやつだぞ、と語りかけられた感じでしたね。そしてこれのおかげで学生時代はひたすら廃盤レコード探しに勤しみましたよ。今みたいにとりあえずググれば音源がある時代じゃなかったんで、ジャケやレーベルで曲の良し悪しを嗅ぎ分けることって音楽好きにはよくある行動でした。オアシスを排出したCreation recordsだって大御所だけどレーベルだしね。UKのELLEとかは特におしゃれで名前が知れてて渋谷系に人気でしたね。渋谷系といえばTrattoriaという私が敬愛する小山田圭吾先生が手がけていた国産レーベルもありましたっけ。渋谷系の曲は一応かなり聴いたし、好きなんだというフリもそれなりにしてみたけれど、どうも自分にはあんまりああいうおしゃれなのは柄じゃないなと気づいてもいました。渋谷系がネタにしている元の音楽はすごく好きでしたけども。ちなみにSarahの本拠地ブリストルは今の仕事に就いてからちょびっと関係することがなきにしもあらずな街になりました。早くコロナ明けて行く機会があればいいのにな。実はSarahのコンピレーションのジャケットはどれもブリストルの風景なんだそうですよ。ブリストルに行けたあかつきには私なりに聖地巡礼したいです。

Glass Arcade

Glass Arcade

  • アーティスト:Various
  • 発売日: 1995/03/09
  • メディア: CD
 

*8:デュラン・デュランは振った1年後に大ブレイクしました。もったいなーいと思うけど、続けていたらThe Lilac Timeは存在しないわけだから、ありがとうDuffyという感じではあります。ところで10年ばかり前だったか、サークルの大先輩に連れて行ってもらったいまはなき洋楽カラオケバーで銀行の営業マン的な風貌のどこかのお兄さんが完璧にReflexを歌っていて、そこからデュラン・デュランが好きになりました。ありがとうどこかのお兄さん。

*9:WikiみたらなんかDuffy一族のバンドみたいになってるぞ... 結成当時から兄のNickと兄弟でやってはいたものの、なんだこれ...

*10:宮子和眞さんという音楽ライターの方がNHF-FMで特集していました。未だに録音のMDあると思う

*11:実際、Astronautsというアルバムの国内盤の帯にミルクティーの香り漂うとか書いてありましたっけね。

*12:いつも言いたくなるんですけど、Blueという魚喃キリコの漫画が原作のとても素敵な映画がありまして。川内倫子のスチル写真と、市川実日子の瑞々しさがドツボに大好きなんですが、友人役で出演していた今宿麻美が、とあるクズ男のクズっぷりを"アズテック・カメラとか、そういうのが好きな男なんだよ"と評しているシーンがあるんです。映画館で声出して笑っちゃいましたね。

blue [DVD]

blue [DVD]

  • 発売日: 2003/09/26
  • メディア: DVD
 

*13:このカバーアルバムではDilly Dally Dollyが素晴らしいです。ちなみに不思議なんですが、自分がフランス行ってみたらカヒミ・カリィさんのことはすっぱり好きじゃなくなってしまった。なんかを乗り越えたんだと思います。

My Suitor

My Suitor

  • アーティスト:KAHIMI KARIE
  • 発売日: 2001/11/21
  • メディア: CD
 

 

*14:なんで高尾山かは1の注釈をご参照ください!

*15:天使が降りてきそうな曲で、実際そういうフレーズが歌詞にあったはず。当時住んでいた家の玄関を入るまで泣くの我慢してたことを覚えてますね。古い家だったけど玄関に飾りガラスがあって。あの家と飼ってた鳥のことすごく好きだったな。

アストロノーツ

アストロノーツ

 

*16:Paradise Circusというアルバムに入ってる地味な曲です。現地の若者の恋ってこんな感じなんだなって胸ときめかせたものでした

*17:大学生になって初海外だから割と遅咲きですね。数年後にフランス行っちゃう人とは思えません。そのうち留学するから下見に、という友人Nに私も連れてけ!と迫って無理やりくっついて行ったのでした。初の海外だったもんだから時差ぼけ酷かったな。先述のドイツのTahini 80と言われたMilesもその眠れぬ夜に"Hey it's OK, when the morning comes and you're still awake"という歌詞を夜通し聴いていましたっけ。友人ガン寝している横でむしゃむしゃ駄菓子貪りながら…笑

*18:これですこれ。色が可愛いので(Never Mind the Bollocks色ですが)壁に飾ってました。本物だよ!

f:id:hanatak:20210314194039j:plain

Banksy design cover: We Love You (Front)

f:id:hanatak:20210314194356j:plain

Banksy design cover: We Love You (Back)

 

 

f:id:hanatak:20210314194457j:plain

Banksy design cover: We Love You (CD)

The Days of Wine and Roses

酒とバラの日々」として知られたジャズのスタンダードナンバーです。

ジャズに親しむ友人に歌詞の和訳を始めてみたよと伝えたら、早速これをお題としてリクエストくれました。

 

私は音楽はめくらめっぽうに好きだし、密かにパーフェクトピッチ持ち*1なのだけど、実はジャズはさっぱりわからんのですよ。

わかったらいいしジャズ的にピアノを弾けたらいいな*2とはしょっちゅう思います。

 

ジャズというのはおそらく、数々の暗黙のルールに則ってできてるのではないかなと。

自由な音楽のようでいて、奏でるためのルールが幾つかあって。

キーがどうとか、音を外すルールもないようで実はあるじゃないですか。

セッションなんて、最初音を混ぜて互いの反応を確認してから、融通しあってそれぞれが自由に奏でられるパートのリレーをしていくじゃないですか。

暗黙のルールをちゃんと知っていて、それを遵守するからこそ自由に奏でられる。

自由って本質的にそういうものなのかもしれません。

見えないけど確かに存在するルールできちんと囲った中に自分を置き、他の人やものごととの距離を測り、適切にキープするからこそ、自由がある。

 

というわけで私にとってのジャズは。

なにも知らないでただ楽しむには少々敷居が高く、

暗黙のルールがわからん不届き者は勉強してから出直してこーい、ってなりがちで、

だからこそ蘊蓄をひけらかす輩*3が溢れたりする音楽ジャンルでもある、と。

...純粋に音楽として楽しんでいる人もたくさんいるとは思うんですけどね!

 

さて、酒とバラです。

 

The Days of Wine and Roses

酒と薔薇の日々

 

The days of wine and roses laugh and run away like a child at play

ワインとバラにうずもれたあの日々はまるで遊んでいる子どものように笑い

Through a meadow land toward a closing door

草原を抜けて閉ざされたドアまで逃げていく

A door marked "nevermore" that wasn't there before

「二度とない」と印されたドアはあの頃はなかった


The lonely night discloses just a passing breeze filled with memories

孤独な夜には思い出に満ちたそよ風がただ吹き抜ける

Of the golden smile that introduced me to

目に浮かぶのはあの黄金に輝いた笑顔、かつて私を誘なった

The days of wine and roses and you

ワインとバラまみれの毎日、そして君へと

 

では英語のお勉強的なことをいくつか。

  • 現在形なんですよね、時制が。つまり今の状況を歌ってる設定。
  • Child "at" play とすると「遊んでいる」といういわゆる進行形感が生まれるぽいです。
  • meadow land は辞書引くと牧草地って出てくるのですがいきなり牧場?緑のマキバオー??本命穴馬かきわけて???*4ってなったんですが、こういう合ってるかどうかわからない時によくやる手として画像検索というものがあるのだよ。結果、meadow landは緑生い茂る野原、花咲き乱れる草原みたいな感じでした。

  • discloseって覆いをとって白日の下に晒すようなイメージがあります。disclosureだと暴露という意味になるとか。*5

2段目は、読んだときいい感じでありつつも本意を保つ日本語をあてはめるのにちょっと苦心しました。
夜は帳(とばり)を「下ろす」ものですが、ここではカーテンを開けるような感じ。目の前にかつての恋人の輝くような笑顔が現れて、その笑顔がめくるめくワインとバラの日々、そして恋人自身へと誘なったという*6

元々は映画のテーマ曲だったんだそうで*7

酒とバラの日々(字幕版)

酒とバラの日々(字幕版)

  • 発売日: 2015/03/15
  • メディア: Prime Video
 

どうやらアンディ・ウィリアムズの歌入りバージョンと、オスカー・ピーターソン・トリオの音だけバージョンが有名なようですが、

Days of Wine and Roses

Days of Wine and Roses

  • provided courtesy of iTunes
Days of Wine and Roses

Days of Wine and Roses

  • provided courtesy of iTunes

Appleであれこれ聴いたらエラ・フィッツジェラルドのこのバージョンと、ジュリー・ロンドンのがかっこよかったです。

酒とバラの日々

酒とバラの日々

  • provided courtesy of iTunes

 

映画は女性がアル中になるストーリーだから女性が歌う方がなんか響くのかしら。

 

ちなみに女の方がアルコール耐性うすくてアル中になりやすいのは有名な話*8

コロナ禍のせいで飲酒量が増えた人も多いようですが、私は実は減ってるんだよね。

ほら飲み会でわーいって4杯も5杯もいっちゃう勢い的なものがないからさ。

ひとり家晩酌だとしんみりせいぜい2、3杯で終わりですよ。あとそもそも寝落ちが体質でひどいし。

 

早くみんなでかんぱーい、ってやりたいな。

 

最後にジャズとはなんじゃろな、と書きながら聴いてたこれらが大変かっこよかったのであげておきます。

(何がルールだ、お前わかんなくても楽しめてるじゃん!というツッコミは甘んじて受けます。うん、かっこいいですよ、シンプルに)

*1:何の音でも音符に聞こえるって話は眉唾ですよ…音階に合った音だけで世の中ができてると思うな…ひとにはひとの絶対音感、かもだから正直わからんけど、私のやつはドレミファソラシドにほぼ合ったときに音が音階を頭の中でしゃべるタイプです。即ち既に歌詞がある=何か言葉で喋ってる曲は音階わかるけども歌詞なし曲みたいに勝手に喋らないので変換が遅れるという具合です。ちなみにもやーと広がるような声で歌われると余計変換しづらくなる

*2:割とまともにできる楽器です。どのくらいかというと、高校入るまで合唱で歌ったことが殆どないんです。ずっと伴奏やらされてたから。という程度には弾けます。筋トレと一緒でピアノってやめると全く弾けなくなっちゃうので、週1くらいで必ず指は動かします、電子ピアノどころかキーボードしかいま家にないけど。触らないよりはましだと信じて

*3:ひけらかす奴って大抵ろくでもないですよね...ひけらかし系が楽器うまいとかあるのかな、ないだろうな

*4:元曲は「走れコウタロー」です。

ソルティー・シュガー
シンガーソングライター
¥255

provided courtesy of iTunes

そういやこないだ家掃除してたらディープインパクト有馬記念のときの半券が出てきました。引退の記念に買ったんだったね。ディープは本当にスターでした...

*5:ディスクロージャー」っていうタイトルの逆セクハラを扱った映画が昔ありましたね。午後のロードショーかなんかでみた記憶がうっすらあります。この頃のデミ・ムーアめちゃくちゃキレイですが、怖いですね...

発売日: 2013/11/26
メディア: Prime Video
 

*6:"めくるめく"というとなんかエロティック感が漂いますが、エロ以外でめくるめくって言葉つかうのかな、とちょっと辞書引いてみたらつかうこともあるようですね。漢字では目眩くと書くらしく、文字通り目が眩むような、の意味だそうな。まぶしいというような意味もあるらしいです

*7:ジャック・レモンといえば「アパートの鍵貸します」も有名ですね。自宅をラブホにする民泊もびっくりの話です(主題はそこじゃないけど)。しかしWikiジャック・レモンの「生涯」の欄に "現代人の持つ性格的ひ弱さを演じては右に出るものはいないとまで言われる" ってあるのクソ笑えるんですけど

*8:これはジェンダー云々でどうにかなる認識ベースの話ではなく、どうがんばっても生物学的特徴なので、まあ仕方ないですね。私は結構お酒が好きなので気をつけまーす!

Strawberry Fields Forever

このブログはそもそも学生時代に書いていたものなのですよ。

これから歌詞翻訳サイトとしてちゃんと書くにあたり、デザイン更新したりなんだりしてて、やっぱりあれがないとなと、昔も使っててお気に入りだったアイコン画像を探して古いHDをあさっていたら、昔のブログエントリも一緒に見つかりました。

なんかこんな恥ずかしくキャピキャピしてましたっけ...?と顔から火が出そうになりながら飛ばし飛ばし懐かしく読んでいたのですが、その中に今でも読むに耐えるくらい珍しくよく書けたなと自画自賛できるジョン・レノンの回があったので、個人情報に触れるとこだけ微修正だけして、以下にコピペします。

 

========== ここからコピペ開始 ==========

----- EXTENDED BODY: ----- EXCERPT: ----- KEYWORDS: ----- -------- AUTHOR: hanatak TITLE: Strawberry Fields Forever STATUS: Publish ALLOW COMMENTS: 1 CONVERT BREAKS: 1 ALLOW PINGS: 1 DATE: 2005/12/10 00:00:00 AM ----- BODY:

 

1980年。

ジョン・レノンが死んだ年。

そこから四半世紀が過ぎた。

 

おそらく世界中のファンがそう思うのと同じように私は、

ジョン・レノンのことはどことなく理解できるような気がしていた。

思い上がりも甚だしいけど、ひどく近い感覚を持っている気がしていた。

たとえばストロベリー・フィールズ・フォーエヴァーを聴いたときとか。

 

Living is easy with eyes closed, misunderstanding all you see.

目を閉じれば簡単だよ。苺畑が見える。

 

ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァーを聴くためにかけるCDは、

青盤*1でもマジカル・ミステリー・ツアー*2でもなく、駅前でよく売っているような廉価版だ。

ずいぶん前、私が小学生くらいのときに、どういう風の吹き回しか、母がひょいと買ってきた。

(当時の我が家ではクラシックばかりかかっていたのでポップスのCDなんて珍しかった)

ビートルズって何だか知らなかったような幼い私が、そこで初めてイエスタデイを聴いた。

 

エレクトーンを習っている友達が、イエスタデイを弾いているのを耳にしたことがあった。

きれいな曲なのでちょっと聞きかじっただけでも覚えていた。

その頃好きだった少女マンガ「空色のメロディ*3の内容と合わせて覚えている。

(それは私がいちばん自由で幸せでいられた最後の時期でもあった)

情感たっぷりな曲として記憶していたから、素っ気ないギターの前奏を聴いて拍子抜けした。

 

そんなふうにしてビートルズと出会った。

ジョンの歌声は、くぐもっていて変な声だと思った。

でもペニーレインの軽やかな歌いだしやラッパの響きや、

ノルウェーの森(ノルウェーってのばして書いてあった)の、

線路を走る車窓の風景に似合いそうなリズムなんかがいいなと思った。

(その頃から音楽を映像に合わせてBGM化する癖があったようだ)

クラシックしか聴いていない耳には、ちょっとうるさく感じられたりもした。

 

ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァーは、タイトルだけで気に入った。

赤毛のアン症候群みたいな、小さな女の子の胸をときめかすにはうってつけだった。

きれいなメロディと切ない歌詞*4

最後に妙なリフレインがついているのが不思議だった。

聴くと必ず3歳頃まで住んでいたど田舎の家の、

苺畑ではなくふきばかり生えている野原を思い出した。

目をつぶるとふきの葉っぱや茎がまぶたの裏に映った。

Living is easy with eyes closed, misunderstanding all you see.

 

高校生くらいになってちゃんと赤盤青盤を聴いて、ビートルズに出会い直したのだけど、

いまでも廉価版CDを聴き続けているように、いまでもふきの野原の印象が消えない。

私にとってのジョン・レノンは、目をつぶると苺畑が見えるよ、

と教えてくれた、大人なのに子どもでもある、友達のような存在になっている。

 

それぞれのジョン・レノンがあって。

それぞれがいろいろなことを思って。

 

そうして25年が過ぎた。

 

いつの間にか平和のシンボルに祭り上げられていたジョンだが、

もし本人がそれを知ったらきっと居心地が悪いんじゃないか、

と私は思っている。

 

苺畑の変なおじさん。

パイド・パイパーみたいな私のジョン・レノン

 

*1:高校のとき、友達を拝み倒してテープに録ってもらったっけ。拝むまでもなく気安く録音してくれたんだけどさ。

1967〓1970

1967〓1970

 

 

*2:ださいそしてサイケ=ダサイケなジャケだ。ジャケではビートルズ・フォー・セールが好きだ。タイトルはリヴォルヴァーが好きだ。

マジカル・ミステリー・ツアー

マジカル・ミステリー・ツアー

 

 

*3:懐かしすぎる…これのまねっこして小説とかマンガとか書いたりしてたなあ。「姫ちゃんのリボン」の作者ですね。

空色のメロディ 1 (1)

空色のメロディ 1 (1)

 

 

*4:英会話のラジオを聞くのが趣味だったので小学生でも少しは英語が読めた、hung aboutがハンバーガーに聞こえたとしても。

 

========== ここでコピペ終了 ==========

ふう。若いですね。

先日のエントリでAcross the Universeについて書きましたが、せっかくなのでビートルズ2連発で、Strawberry Fields Foreverもいっちょやってみますかね。

これはジョンが孤児院で過ごした時の思い出だというエピソードを、おそらく新聞の特集記事かなにかで読んだ覚えがあったんですが、どうも本人が孤児院にいたのではなく孤児院が近くにあったのだとか。

ストロベリー・フィールズ・フォーエバー - Wikipedia

 

では改めてここからが訳です! 

Strawberry Fields Forever

ストロベリーフィールズはいつまでも*1

 

Let me take you down 

連れてってもいいかな

'Cause I'm going to Strawberry Fields

ストロベリー・フィールズに行くところなんだ

Nothing is real

なにもかも現実じゃないし

And nothing to get hung about

暇つぶしにもならないけど

Strawberry Fields Forever

ストロベリー・フィールズはいつまでもなくならないよ 

 

Living is easy with eyes closed

目をつぶってれば生きるのは簡単さ

Misunderstanding all you see

目に見えるものはみんな思い違いなんだ

It's getting hard to be someone

ちゃんとした人でいようとすることがだんだんきつくなってきたけど

But it all works out

結局はなんとかなるよ

It doesn't matter much to me

どっちみち僕にはどうでもいいし

 

* Refrain

 

No one I think is in my tree

僕の木の中にはだれもいないと思う

I mean it must be high or low

高かろうが低かろうがいないんだ

That is you can't, you know, tune in

それってつまり君は波長を合わせられないってことなんだけど

But it's all right

でも大丈夫

That is I think it's not too bad

あんまり悪いようにはならないと思うよ

 

* Refrain

 

Always, no sometimes, think it's me

いつも、じゃないや時々かな、これが僕なんだって思うんだ

But you know I know when it's a dream

でも夢をみてる時はこれは夢だってわかるもんじゃないか

I think a "no" I mean a "yes"

だから「僕じゃない」って思うってことはつまり「僕だ」ってことだよね

But it's all wrong

でもなにもかもが間違ってるなんて

That is I think I disagree

それにはちょっと賛成できないな

 

Let me take you down 

君を連れて行かせてよ

'Cause I'm going to Strawberry Fields

だって僕はストロベリー・フィールズに行くんだから

Nothing is real

現実じゃないし

And nothing to get hung about

暇つぶしもできないけど

Strawberry Fields Forever

ストロベリー・フィールズはずっとあるよ

Strawberry Fields Forever

ストロベリー・フィールズはずっとあるんだ

Strawberry Fields Forever

ストロベリー・フィールズは永遠なんだ

 

こんな歌だったのか、とちゃんと訳してみて思います。

ビートルズに関しては毎回そんなこと言ってるし今後も言うことになりそうですが。

 

勝手な解釈をすると、someone = ちゃんと社会生活を営んでいるけれどもそれは世を忍ぶ仮の姿で実際はちゃんとしただれかのふりをして正気を保っている自分 = you であり、歌っているのは狂ったほうの自分 = I で、その you = 正気状態の自分、に話しかけてるのではないかと。

つまり半狂人がかろうじて理性を保っている方の自分に向かってもうずっと狂っちゃえよとけしかけているみたい、に今の私には思えました。

イマジナリーフレンド*2という概念がありますが、もしかしたらそういうのに近い感じかもしれない。

 

正気っぽい自分にやばい方の自分が「狂ってしまえば辛くないよ」というメッセージを送っている話だとすると結構ホラーではありますが、狂ってしまったらいちご畑で楽しく過ごせるんだったら、そっちの方が幸せなのかもしれませんね。

それにしても。学生時代と今とではずいぶんものの考え方が変わるんだなと思いますね、こうやって文章並べて読むと。

この変化は感性の退化ではなく、感性の成熟である、と信じたいです。

The Beatles 1967 - 1970 (Remastered)

The Beatles 1967 - 1970 (Remastered)

  • 発売日: 2016/01/15
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

*1:一気に「君といつまでも」感が出てしまいますね、若大将... 

君といつまでも

君といつまでも

  • 発売日: 2015/09/23
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

*2:大島弓子の傑作漫画の一つにF式蘭丸というのがあって、デヴィッド・ボウイに似たイマジナリーフレンドを登場させているので、もしご興味があればぜひ。白泉社文庫の下記に収録されてます。

全て緑になる日まで (白泉社文庫)

全て緑になる日まで (白泉社文庫)

  • 作者:大島 弓子
  • 発売日: 1996/12/01
  • メディア: 文庫
 

大島弓子、あれこれ読みましたが私が一番好きなのは「毎日が夏休み」ですね。義父が会社の方針に納得いかず辞表叩きつけて登校拒否の義理の娘と便利屋はじめるめちゃくちゃ素敵な話。うろ覚えだけど、最後に海外出張から帰ったばかりだが思い切り泳いだあとのような気がする、的なフレーズがあって、ほんと私もこんな感じで働きたいなといつも思っています。義父のキングス・イングリッシュもまじでうらやましい。この作品は文庫だと「つるばら つるばら」に入ってます。ちなみに「つるばら つるばら」には近未来に疫病が流行ってる的な描写がわずかにあって、それって今のこの状況にちょっと似てるなと思わないでもないです。

つるばらつるばら (白泉社文庫)

つるばらつるばら (白泉社文庫)

  • 作者:大島 弓子
  • 発売日: 1999/12/01
  • メディア: 文庫