Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
予告したのでとりあえず予告の予告で。
これを次やりますという宣言だけいたします!
↑
からの。いやー五月終わりますね!!!(更新日2021/5/29なうです)
ちょっと家庭の事情などで若干気を取られておりましてですね。
なかなか腰を落ち着けて書こうとかいう気にならなかったんですな。
ノルウェイの森的な気分ではもうないのであるが、予告を裏切るのは自分に対して良くないので。
やりまーす!!!
Norwegian Wood (This Bird Has Flown)*1
I once had a girl俺には女がいたんだ
Or should I say, she once had me?
ああいや、女に俺がいたっていうべきかな?
She showed me her room
女が俺を部屋に入れると言ったんだ
"Isn't it good, Norwegian wood?"
「ねえよくない?ノルウェーの森みたいで」
She asked me to stay and she told me to sit anywhere
女はゆっくりしていきなよと言いどこでもいいから座ったらと言う
So I looked around and I noticed there wasn't a chair
だから俺はその辺を見渡したけれど椅子なんてないと気づいた
I sat on the rug
俺はラグに座った
Biding my time, drinking her wine
頃合いを待ちながら、女のワインを飲みながら
We talked until two
俺たちは2時まで話し込んで
And then she said, "It's time for bed"
ようやく女は言った「寝る時間だね」
She told me she worked in the morning and started to laugh
女は朝から仕事なんだと言って笑いはじめた
I told her I didn't and crawled off to sleep in the bath
俺は働いてないんだと言ってバスタブまで這い出したがそこで寝てしまった
And when I awoke I was alone, this bird had flown
そして起きた時にはもう俺はひとり、鳥は飛び立ったのだ
So I lit a fire
だから俺は火をつけた
Isn't it good, Norwegian wood?
いいじゃないか?ノルウェーの森みたいで
「やれたかも委員会」なら最後のあの女性が「やれたとは言えない」判定するでしょうね...*3
端的にいうと、ひっかけられたのに寝落ちしてやれなかった歌ですね。
改めて訳すとそうかー、やれなかった歌なのかー、としんみりします。
...だってそれ以上の意味なくない?
先日のエントリーで村上春樹が云々書きましたが。
改めて考えるとつまり緑ちゃんのことなわけですね!このタイトル=やれなかった女に象徴されるものは。
そう考えるとなんかノルウェイの森=名前が緑、というのもつながるような気がしますね(こじつけか)
あの小説で印象に残ってるのはなんかめちゃくちゃ頭がいい先輩とその彼女の話、レイコさんとそのトラウマ体験の話(下巻冒頭)ですね。
あとあれだ、緑が話した近所のおばさんのタンポンが抜けた話。
緑「おかしいと思うでしょ?」主人公「うんおかしい」緑「でも私の彼はそんなんで笑うの下品だっていうの」
いや...?普通に下品では...?それ以前にタンポン抜けたのなんでわかるの...?自己申告なのかパンツ履いてないのか...?気の毒なだけで別におかしくないだろ...?と思いましたね。
さてビートルズに戻りますと。
とにかく大変に昔から好きな曲であります。
電車旅なんかでかけるとジャンジャンかきならされるアコギによって素晴らしく旅情がかきたてられます。
そういえば村上春樹は旅行中に読むのになんだか最適な小説ですね。
『ねじまき鳥クロニクル』も『海辺のカフカ』も旅行中に読んだな。
ねじまき鳥中最高(&それ以外は割と消化試合)のエピソードであるノモンハンの話は寝台列車で読んだので感動もひとしおでしたっけ。
とはいえ小説を旅行中に読むのがそもそも好きで、小説を読むために旅行するのかみたいなところすらあるのですが。
そしていざ旅に行くとなると本屋でうーんうーん今の気分と季節と行先にぴったりの本はどれか、と激しく葛藤するのである。
ちなみに過去最高だった旅行中の読書は、フランス行っちゃう直前下調べ旅行のときの『わたしを離さないで』なんですよ。
ストラスブールのキッチンつきの安宿で変なショートパスタみたいなインスタント料理を作って食べながらぼろ泣きして読みました。
たまたま空港で買ってフランス旅中に読んだのですが、そのことをフランスで出会った友人に後日言ったら「は?あれを?たまたまですか?」ってすごい剣幕で迫られましたっけ(そんな軽く手に取って大当たりって何?という意味らしく。芸術に明るい友人なのです)
なお「わたしを離さないで」は映画版も大変良かったんですよ。
トミー役がちょっと私の想像と違うかな、というくらい。もっとごつごつしたぶさいくよりの無骨な人がよかった。
キャリー・マリガンとキーラ・ナイトレイは本当にこれ!って感じ。そしてマダムがどんぴしゃすぎて笑えるくらい。
あとイメージそのままではなかったけれどもシャーロット・ランプリングはいつみてもかっこいいですね。
また脱線しちまったのでビートルズに戻しますと。
訳していて英語的に迷ったのは、全部過去形であるからこの
'She told me she worked in the morning and started to laugh'
「朝から仕事なの」が翌朝?となったところくらいかな。
「朝から仕事してきたから疲れてるの寝かせて」だったら過去完了?かな。
ちゃんと歌詞みる前は朝からラリって笑ってるやばい女の話だと思ってました。
うん、この直前で迫ったんでしょうね。このやりとり割と生々しいな。
あとは 'I lit a fire' がどこに火を?問題ですね。
タバコ説、暖炉説、いっそ部屋説など諸説あるらしいですが。
どこでもいいから火をつけた、にしておきました。
なおLite My Fireだとドアーズの「ハートに火をつけて」ですね*4
聴き流していたら旅情に浸れたこの曲が、ちゃんと訳したところ寝落ちでやれなかった歌と認識してしまったわけです。
でもやっぱりいい曲には変わりないので、お〜んなと〜、や〜れなかった♪でもこの曲が好きなことは特に変わらないかな。
旅に出られる世界に戻ったらまた温泉旅行にでも行く電車内で聴こうっと。
*1:関係ないよりのありで、このタイトル最後まで書くとPixiesのThis Monkey Is Going to Heavenという歌をふと思い出してしまいますね、このタイトル。え...何...芋づる式にこれ訳すことになるってやつ...??
*2:どうでしょう...立つ鳥跡を濁さずとか鳥は飛び立てりとか鳥がらみがいいかなと思ったんですが、やれなかった感をこめてこんなのにしてみました
*3:だれにもあるよね、やれたかもな一夜。でも大体それってやれたとは言えないもんじゃないですか?そしてやれないからこそ心に残るんじゃないですか?
*4:あ、こっちかな。でもドアーズだったらPeople Are Strange「まぼろしの世界」がいいかな。くーこれを超える邦題、むずかしー!!!
April Come She Will
うわー四月が終わるではないか!
ということで焦って更新いたします。
さてあと1時間でuploadなるか?!秒読みですよ。
四月といえばもうこの曲しかないわけですよね。
サイモン&ガーファンクルの「四月になれば彼女は」*1
学生時代の英語の授業で、何か好きな歌詞を選んで、韻を踏んでいるのを探してみろという課題がありました。
そのときにもうこれしかないやろ、とドヤ顔で選んだ少々思い出深い曲です。
でも私がドヤって韻だと思っていた箇所は韻ではないと言われてしまい、( ゚д゚) ハァ??? となったのを覚えています。
April, will/ May, stay/ June, tune/ July, fly/ August, must/ September, rememberが韻だと私は思っていたのですが、先生曰く、rain, again/ night, flight/ cold, oldが韻なんだそうです。
言われてみればそっちも確かに、なんですが、なんで前半のは駄目なんだ??となりますよね。
なんにせよ完璧すぎる構成であることには間違いないんですけども。
未だになんで前半が韻にあたらないのか釈然としないので、詳しい人まじ教えてください。
てか!こんなに知ってる歌なのに!
April "Come" であることをいま初めて思い知ったよ?!
Comesじゃないんだね!?
つまり…なんだ??これは倒置なのか!!??
彼女、来るつもりなんだね!!!!!*2
April Come She Will
四月、きっと来る彼女が*3
April, come she will
四月、来るだろう彼女は
When streams are ripe and swelled with rain雨で川の水嵩が増し豊かに流れる頃に
May, she will stay
五月、彼女は留まるだろう
Resting in my arms again
僕の腕の中で再び安らぐだろう
June, she’ll change her tune
六月、彼女は調子を変えるだろう
In restless walks, she’ll prowl the night
せわしない歩みで、夜を彷徨うだろう
July, she will fly
七月、彼女は飛ぶだろう
And give no warning of her flight
飛ぶことなんて微塵も知らせずに
August, die she must
八月、死ぬに違いない彼女は
The autumn winds blow chilly and cold
秋風が肌寒く凍えるように吹きすさび
September, I’ll remember
九月、僕は思い出すだろう
A love once new has now grown old
かつて初々しかった愛がもはや色あせてしまったことを
に、日本語スピード訳で韻を踏むのは一時間では無理だー!
もしかしたら後日リベンジ追記するかも。すごくいい案思いついたりしたら。
ところでこの歌。
なんかビートルズのNorwegian Wood (This Bird Has Flown) を連想するんですよ。
この時代の「彼女」らってみんなどことなくいかれてて不安定な感じありますよね。
あれ、もしかしたら次訳すのこれかしら。
ちなみに村上春樹の『ノルウェイの森』は私のトラウマ文学のひとつです。
中学生になりたての頃に図書室になぜか下巻だけあってさ。
有名だから開いてみたら、ね…下巻って冒頭、あれじゃないですか…
*1:この曲が入ってる"Sounds of Silence"の表題曲のタイトルもたまらんですね。「静寂の音」って。すごい詩的だな。ノイズキャンセリングかよ(←台無し)
*2:Willは意志、going toはもう決まってる計画、だったね。仕事で私いつも口が回らずwillとしか言えないんだけど、逆にいつもgonnaと言う方もいますね。計画として織り込み済ならたしかにgoing toがベターと思いつつ、会議とかではカジュアルすぎないのかしら、どっちにしろ私の口からは出ないものの
*3:さすがに「四月になれば彼女は」この素晴らしい邦題にふざけて太刀打ちすることはできず…あえていうなればなんだろうと5分くらい考えた結果です。来るのは四月じゃなく彼女であることを踏まえまして。でも邦題には完敗です。歌の内容に合ってるもん。しかもちょっと貞子感出ちゃってますな、てへ
Sleepwalking
まさかのペースで連投即アップ。
本日Today's Appleで聴いてしびれました。
休日昼下がり、さて洗い物でもするかなと思い、じゃあなんか音楽でもかけるかなと考えもせずになんとなくToday's Appleをかけて、1曲目にあったこいつに端からぶっ飛んだのであります*1
なんという私好みの音か。いやAppleで選ばれるくらいだから万人好みの音なんでしょうけど。
月光月光夢遊病夢遊病みたいなことを歌ってるのだけがわかり、矢も盾もたまらずぐぐり、勢いで訳しました。
訳自体はこれもまた難しくはないのですが意味がピーマンですね*2
fast asleepというのが「熟睡」という意味だと最初わからず、「眠ったまま速歩き」だと思ってたくらいかな、ってそれ全然意味違っちゃってましたけどね。お恥ずかしい、わはは。
さてこの素敵な曲はだれがつくったなにかを説明しますと。
Yoni Ayal名義でも知られているカナダのアーティスト、Chiiildの今夏頃発売予定の2作目のアルバムに先駆けたシングルだそうで。
記事にあった本人談によれば(以下引用)、
"Sleepwalking" is a self-reflective song about reclaiming agency over your life. We all have something that makes us special, that nurtured can create something beautiful."
"Sleepwalking" は、皆さんの人生に及ぼす力を取り戻すことについての自省的な歌です。我々は皆自分を特別なものにするなにかを持っていて、それを育むことでなんらかの美しいものを創り出せるのです。
( ゚д゚)...??!!??
インタビューの英語のが歌詞より難しいうえに解説するふりしてより深淵に落とされた感じありますね?
目覚めよではなく、夢遊病で歩く状態がつまりなにか育んで想像力を駆使している状態ということなのか?
途中に出てくるUnder the surface とはつまり無意識下のアレ的なやつなのか?
だれか解釈アドバイスして…などと唸りかけたものの、意味ありげに見せつつ実はそこまで考えず音とノリで歌詞作るの割とあるあるだもんね、と開き直って案外さっさと仕上げた訳です、どうぞ。
Sleepwalking
眠りながら歩け
How does it feel walking fast asleep
Under the moonlight
眠り込んだまま歩くのはどんな気分だい
月明りの下で
Don’t know what’s real or what’s fantasy
Under the moonlight
何が現実か何が幻想かわからない
月明りの下で
How does it feel walking fast asleep
Under the sunlight
熟睡しながら歩くのはどんな気分だい
陽光の下で
Open your eyes, it’s okay to dream
Under the sunlight
目を開いてごらん、夢を見てもいいんだよ
陽光の下で
Darling, we’re sleepwalking
Sleepwalking
ねえ僕ら夢遊病なんだ
夢遊病
Darling, we’re sleepwalkingSleepwalking
そうだよ僕ら夢遊病なんだ
It’s starting to haunt me
Darling, you’re fast asleep
Under the surface
Above reality
それが僕の前に現れ始める
ほら君はすっかり眠っている
意識の表面下で
現実を超えた場所で
It’s starting to haunt me
I see a masterpiece
Under the surface
Above reality
それが僕に取り憑き始める
僕は傑作を知覚する
覚醒より下にある無意識の
現実を超えた場所で
How does it feel walking fast asleep
Under the moonlight
Don’t know what’s real or what’s fantasy
Under the moonlight
熟睡したまま歩くのはどんな気分だい
月明りの下で
何が現実で何が幻想かわからない
月明りの下で
How does it feel walking fast asleep
Under the sunlight
眠り込んだまま歩くのはどんな気分だい
陽光の下で
Open your eyes, it’s okay to dream
Under the sunlight
目を開いてごらん、夢を見てもいいんだよ
陽光の下で
Darling, we’re sleepwalking
Sleepwalking
ねえ僕ら夢遊病なんだ
夢遊病
Darling, we’re sleepwalkingSleepwalking
そうだよ僕ら夢遊病なんだ
はい、意味はわからんけど、この音と夢遊病という歌詞がマッチして大変素敵であることは間違いないですね!
ともかくも音がとんでもなく好みだったのでアルバムを楽しみに待つといたしましょう。
Digital Love
また2週間...4月も半ばにさしかかる...というタイミングで書きます。
ここ数週間のやばいテンパリ具合が私にキーを叩かせなかったのであります。先週末はそれなりに人にあったり習い事したりしてリフレッシュしてましたけど、今日は撃沈だったな。昼から7時間ぶっつづけに寝倒して今ですよ。ストレスのあまり深夜にネットショッピングが捗ってしまいました。
ここ数ヶ月かな、仕事のハードルが上がりまして、しかも下手な英語でその上がったハードルを超えなければならないとなると、もういままでの倍も辛いわけ。言語って思考につながっているので、つたない言語で考えると思考もつたなくなるんです。もう詰みますね。
しかし下手な英語でも仕事とあらば投げ出すわけにはいきませぬ。資産家の令嬢じゃないから食ってかんとあかんのでして。
筋トレは続けるからこそ意味があるのである。小さな努力の積み重ねがいつか大きななにかになるのである、ローマは一日にして成らずとも、ローマは一日からはじまるのである*1、次のひと足ひと掃き*2と信じてこつこつやるぞというわけで、ペースは遅くともブログもちゃんと更新するのである*3
さて、和訳でございますよ。
週末友人と飯食ってて、やっぱマスク会食むりがあるよね、と話していました。いちおう試みてはみたんですよ。で、もうなんか面倒だからシールド着たらいいんじゃね?となり、あれじゃん?ダフト・パンクじゃん?という展開になって、そういえばちょっと前に彼ら解散してたなと思い出しました*4
いやびっくりしたよね。解散とかする必要あるんだなって。別に活動休止とかでよくない?って思うじゃないですか。解散しないとなんかライブとかノルマに追われまくったりするんでしょうか。示しがつかないとかそういうヤクザめいたケジメ的なやつなんでしょうか。真相は神のみというかダフト・パンクのみぞ知るということですけど*5
ダフト・パンクがOne More Timeをひっさげて登場した後に、私もめでたく深夜遊びというかクラブデビューをしたわけです。その結果、クラブには全くはまりませんでした。煙草くさいし眠いし音でかいし踊るためだけの音楽はなんか退屈だし空調悪くて風邪ひくし床にビールこぼれてべとべとだったりするし。知らない人と話すのもかなり面倒だった*6けど、One More Timeがかかるとやる気なく座ってた私を含め、それまでぐだぐだしてた人たちまでうわーって踊りにフロアに出ていくほど盛り上がりを見せてました。すごいユニットだなと思ってました、当時の渋谷はClub Asiaとかで。
なつかしいですね。こんな時代じゃクラブもろくに運営できないでしょうね...濃厚接触の代表格みたいな遊び方だもんな。もはや皆でFlaming Lipsのバブルに入るしか踊る術はないのだよ。でもこれバブル内の空調管理どうなってんすかね?ちゃんとしないと酸素なくなるよね?*7
そんな昔とダフト・パンクを懐かしみつつ、割とちゃんと歌詞があった名曲であるDigital Loveを訳してみたいと思います。もっとも彼らフランス人だから英語はネイティブじゃないけどね*8
Digital Love
二進法の恋*9
Last night I had a dream about you
昨日ね、君の夢をみたよ
In this dream I'm dancing right beside you
夢の中で僕は君のすぐそばで踊ってる
And it looked like everyone was having fun
皆がめちゃくちゃ楽しんでるみたいだった
the kind of feeling I've waited so long
それは僕がずっと求めてた感覚だった
Don't stop come a little closer
止めないで、もう少しそばに来て
As we jam the rythm gets stronger
僕らがジャムすればリズムはもっと強くなる
There's nothing wrong with just a little little fun
ほんのちょこっと楽しむだけなんだから大丈夫
We were dancing all night long
僕らは一晩中踊ってた
The time is right to put my arms around you
君に腕を回す瞬間はちょうどよかった
You're feeling right
君もそう感じてて
You wrap your arms around too
僕に腕を回してくれた
But suddenly I feel the shining sun
でも急に太陽が輝くのを感じて
Before I knew it this dream was all gone
いつの間にか夢は全部覚めてしまったんだ
Ooh I don't know what to do
ああ、どうしたらいいんだろう
About this dream and you
この夢と君のこと
I wish this dream comes true
この夢が叶えられたらいいのに
Ooh I don't know what to do
ああ、どうしたらいいんだろう
About this dream and you
この夢と君のこと
We'll make this dream come true
僕らこの夢をほんとのことにしようよ
Why don't you play the game ?
このゲームをプレイしようよ
Why don't you play the game ?
このゲームをプレイしようよ
GAPのCMに使われてたっけ。キュートな女の子のダンスに魅せられてロボットダンスしてハートマーク出しちゃうのが印象に残ってます。
今改めて聴いてみても本当に名曲だなー。
コミックバンドっぽいのに*10音楽的にはとんでもない玄人感をかもし爆発的大ヒットで音楽史に燦然と輝いた彼らが、まさに爆発で幕を閉じるという。
2000年代のダンスカルチャーの喧騒が終わりを告げた感じがしますね *11
英語的には全然難しくはないです。時制がいったりきたりだったりというのくらい。
あ、でもBefore I knew itを「知らないうちに」と訳するのはちゃんと辞書を引いてみないとしっくりこなかったですね。直訳すれば「そうとわかる前に」となるから意味的にはたいして違わないんですが、それでもなんとなく感覚としては違う気がしました。こういうちょっとしたことが響いてニュアンスを汲み取れなかったりというのがよくある気がします。
*2:これはミヒャエル・エンデの「モモ」に出てくる道路掃除夫のベッポの仕事に対する姿勢ですね。小さい頃何度となく繰り返し読みましたこの本。あーまじ時間泥棒に時間奪われてない最近の私?だめな大人になってない?やばくない?
*3:ちなみに私毎朝のごはんをtwitterにアップするという謎の習慣を数ヶ月前にはじめたんですよ。これ案外悪くないですね。朝から栄養ちゃんと取ろうと思うし、人に私生活をさらしあげるということでなんかぴりっとしますもんね。結局「だれかが見とるよ」と思わないと私はちゃんとできない人間なのだな。イチローとか、「ハイキュー!!」の憧れキャラである北さんのようにストイックにはなかなかなれないのですよ、みつをもハナもにんげんだもの
*4:かなり衝撃的な解散動画。自爆演出は人によっては結構ショックでは...閲覧注意にならないのかしらこれ。
*5:そいやぐりぐらパロネタ画像のだふとぱんく好きだったなー。だれですかこれ作った天才は。拾い物で出典がわからずクレジット入れられないままにお借りしております、わかり次第あげるか消しますので、ぜひお申し出くださいご本人。
twitterみてると世の中には小さな天才がたくさんいるんだなとしみじみ気づかされ、自分の盆栽感じゃない、凡才感を思い知ることになるんだけども、すごい人のすごいところがたくさんみられるし、普通に生きてたら絶対接点のない人の考えもしなかった思想に出会ったり、世界でしんどいのは自分だけじゃないと思えたりもするので、そういう意味では可視化って素晴らしいなと思います。やべーやつが想像以上にいるとわかったり、政治的な仕込みが渦巻いていたり、逆に知人が実はアレとか知ったりする事故もそれなりにあるんだけどね
*6:とはいえ私がいけてる女子風のファッションやルックスではなかったこともあり、クラブでちょっかいかけてきた方々は割と紳士的だった気がします、テンション低くて申し訳なかったな
*7:なおバブルサッカーはいつか試してみたいなと思います。サッカーほとんどやったことないけど楽しそうじゃん、なんか
*8:話者がネイティブのイギリス語じゃない場合、わたし的にはボーナスタイムです。特にヨーロッパ系の人の英語はめちゃくちゃ聞きやすい。よっしゃあああ!ってなります。が、たまに例外もいる、身近な某偉い人とか...
*9:むりやり変な邦題つけてあるのが好きなんですよ。せっかく翻訳にチャレンジしてるのに、肝心のタイトルがデジタル・ラブじゃなんだかつまらなくないですか。だからこれからも強引に変な邦題つけ続けます。愛とXXのXXシリーズとか、セガールの沈黙のXXシリーズの強引に捻り出しとか、そういうのもうまじ大好物。邦題つけるバイトとかあったら本気で応募したいですよ。
*11:とはいえGet Luckyという超大ヒット曲も2010年代にありましたっけ。でもあれ70年代の音なわけですけど。
The Hardest Part
ああまた2週間もあいてしまった…
最近どうしてこんなに?と思うほど忙しいんですよね。その上やる気出なくって体力もなくって効率が悪い。仕事だけしかしてないのにこんなに疲れちゃうなんて先行き不安すぎるけど、そもそも仕事ばかりしているからこうなるのか。
そういえば緊急事態宣言が開けたとか。でも今年は桜も見に行く気になれないな。ってもう散ってるか。
基本は家に留まって仕事と家事、娯楽はネトフリ鑑賞とネットショッピングぐらい、リモート飲み会も最初のうちは珍しさにかられて何度か試しましたが、結局やらなくなった。
のみにいったり人と会ったり、なにより旅から刺激を受けることが圧倒的に減ってしまった。週1くらいでそれなりの運動はするけども、それ以外はデスクワーク漬けで身体あまり動かさないし。コロナがやばくなる前は通勤時片道20分弱を歩くことにしてて*1、歩くことって心身ともに効果的らしいのでこんな日々でも導入すべきとは思うものの、秒を争う仕事っぷりだったりするともういかんともしがたく。朝10分のヨガにすら時間を割けずにとにかく寝てたい毎日です。情けなや。
さて愚痴はこのくらいにするとして。
おうちで仕事するようになってから音楽聴き放題じゃんやったね、と最初こそ思ってたのですが、私の場合、音楽が思考をかなり妨げるんですよ。だから結局無音で作業してることが多い。あと会議もそれなりに入るし。BGMといえば隣のマンションの工事音くらい*2。だけどどうしても元気がないときは少しは脳のマッサージがわりにとなにがしかの曲をかけることはあります。
でもほら外的な刺激がないもんだから(TVみないですしね私)何を聴いたもんかなーと迷っちゃうわけですが、そんな時はApple MusicでToday's Appleという Apple店舗でかかっているBGM集をピックアップすることが多いです(三回もAppleって繰り返したなこの一文だけで)。
さすがはApple様、大変にセンスのよい選曲ばかりでございまして*3、いくつか印象に残った曲はアーティスト名や経歴などついつい調べちゃうんですが、なにより歌詞がまず気になっちゃうんですよ。ひっそりこんなブログやってるくらいだから。
こないだのエントリーでも書きましたが、Apple Musicの歌詞表示、最高に素晴らしい機能です。私の英語力では残念ながら断片しかわからないので、歌詞を見ながら聴き直してなるほどと思ったり…それでもわかんなくて結局ぐぐったりもありますけどね。
で、折にふれて聴きたくなる数曲のうちのひとつについて、いっちょ今回はやってみようではないのと思いまして。
Olivia Deanというアーティストの、The Hardest Partという曲です*4
秋口に道を歩きながらよく聴いていました。なんかすんなり伸びる声と寂しげなメロディが秋の切ない感じとぴったりなんですよね。
途中転調する箇所の "I was only 18, you should've known that I was always gonna change..." という部分の歌詞がすごくすとんと胸に落ちてきて、これは年上男と付き合って振った女の子の歌なのかな、と興味を持ちました。
ではいざ和訳。
The Hardest Part
最高につらいこと
Call me up to meet you, static on the phone
私に会いたくてかかってきた、あなたの電話はつながらない
Normally I need you, this time I don’t wanna go
いつもなら会いたいけど、今は行きたくない
Lately I’ve been growing, into someone you don’t know
最近私は成長してる、あなたの知らないだれかにね
You had the chance to love her, but apparently you don’t, no you don’t
前はそのだれかを愛するチャンスもあったけど、明らかにそうしないよね、しないよね
So even if I could, wouldn’t go back where we started
だからもし戻れたとしても私たちが始まったところには戻らない
I know you’re still waiting wondering where my heart is
私の心がどこにあるのかわからなくてあなたが待ち続けていると知ってても
Pray that things won’t change, but the hardest part is
何も変わらないことを祈ってるよ、でも一番やりきれないのは
You’re realising, maybe I, maybe I, ain’t the same
私がもう以前の私と同じじゃないかもしれないってあなたが気づきかけてること
And what you’re waiting for, ain’t there no more anyway
そしてあなたが待ってるものはもうそこにはないってこと
Held you up so highly, deep under your spell
あなたをあまりにも持ち上げ過ぎてた、どっぷりあなたの魔法にかかって
Your opinions would define me, it’s time I made some for myself
あなたの言うなりの私でいたけど、そろそろ自分の意見で私がどうあるかを決めるね
‘Cause lately I’ve been certain, there’s no further to go
だってここ最近、私はこれ以上やっていけないと確信し続けてる
Yeah you had the chance to love me, but apparently you won’t, no you won’t
そうだよ、私を愛するチャンスはあったけど明らかにこれからもしないだろうね、しないんだろうね
So even if I could, wouldn’t go back where we started
だからもし戻れるとしても私たちが始まったところには戻らない
I know you’re still waiting wondering where my heart is
私の心がどこにあるのかわからなくてあなたが待ち続けていると知ってても
Pray that things won’t change, but the hardest part is
何も変わらないことを祈ってるよ、でも一番きついのは
You’re realising, maybe I, maybe I, ain’t the same
私がもう以前の私と同じじゃないかもしれないってあなたが気づきかけてること
And what you’re waiting for, ain’t there no more anyway
そしてあなたが待ってるものはもうそこにはないってこと
And it’s okay, am not gonna remember you that way
大丈夫、あなたのことをそんな風に思い出したりしないよ
You say I’m different now like that’s so strange
あなたは今の私が昔と違うことをめちゃくちゃ変だと言うけれど
But I was only 18, and you should’ve known that I was always gonna change
でも私はまだ18だったんだから、私が常に変わっていくことをあなたはわかってるべきだったんだよ
So even if I could, wouldn’t go back where we started
だからもし戻れるとしても私たちが始まったところには戻らない
I know you’re still waiting wondering where my heart is
あなたが私の心がどこにあるのかわからなくて待ち続けていても
Pray that things won’t change, but the hardest part is
何も変わらないことを祈ってるよ、でも一番どうしようもないのは
You’re realising, maybe I, maybe I, ain’t the same
私がもう以前の私と同じじゃないかもしれないってあなたが気づきかけてること
Ain’t there no more, I ain’t there no more
もうそこにはない、私はそこにはいない
Ain’t there no more, I ain’t there no more
もうそこにはない、私はそこにはいない
Ain’t there no more, but the hardest part is
もうそこにはない、でも最高につらいのは
You’re realising, maybe I, maybe I, ain’t the same
私がもう以前の私と同じじゃないかもしれないってあなたが気づきかけてること
And what you’re waiting for, ain’t there no more anyway
そしてあなたが待ってるものはもうそこにはないってこと
これは切ない。成長するって切ないですよね。
もう前の私じゃいられない、けれどあなたが好きだったのは以前の私で、それはつまり別れるしかないわけですよね。
愛がなくなったとか嫌いになったとかそういうんじゃなくて、違う人間になっちゃったからこその破局ですよ。
十八歳じゃね、そうよね、毎日変わるよね。
でもその二倍くらい生きてもやっぱり変わるね、ってなんとなくわかります。
変われるっていいことなんだよ、だから傷つかないで、と言ってあげたくなった。
コロナでまだ不自由な日常の、とある春の満月の夜の和訳でありました。*5
英語的には冒頭の "Call me up to meet you, static on the phone" がいきなりイミフでしたね。
Call up to XXXで、XXXするために電話するという意味らしいです。
でもあなたに会うために私に電話しろってなんやねん、てなるじゃないですか。とすると命令形ではなく主語のYouが省略されてるのか?この辺のニュアンスとかはやっぱりわからんです。
static on XXX はXXXのノイズ音がするという意味がありつつ、かつ空電という意味もあり、ここだとつまりどっちだ、会いたくないんだから、つながらないだろうな、ツーツーいってんだろうな、コール音が響くだけとかの方が良いかな、いや飾りすぎ、などと考えました。
先が長いのかこれ…?と心配になりましたが後は比較的すんなりでした。
"I’ve been growing, into someone you don’t know" が私が成長してあなたの知らないだれかになってるってこと、これがわからないと次の文のherがだれだかわからないですね。ここが肝心ですね。
あと"Held you up so highly, deep under your spell"の前半、hold XX upが誰かを高く評価するという意味なのは初めて知りました。でも後半のunder your spellとかはもうオカルト好きだから直感でわかるんだな!こないだエクソシストの裁判を扱った「エミリー・ローズ」をみたからかもしれません*6
そして極めつけ?の "You're realising" *7 ですよ。
中学校英語で習うところの進行形にできない動詞がバキバキに進行形になってるの巻ですよ。
なんとなく意味は「気づきかけてる」だろうなとすぐ察せられるものの。
いやーこれだから受験英語は。ってもあんまりちゃんと勉強しなかったけども!だから今大変だったりするんだけども!!
*1:ゆえに重いラップトップを持ち運ぶとき足腰に負担がかからないよう必ずバックパックにスニーカー通勤なのです、こないだ久々に出勤したとき会った後輩から「なんか山に行きそうですね?」と言われました…まあボーダーTだったしジャケットもミリタリーテイストだったし仕方ないか
*2:よりによって家にいなきゃいけないタームに爆音で隣にあった古いマンションの解体&新築工事が始まり、振動も結構あって何度かブチ切れそうになりました。建築現場って外気に触れ放題だからかコロナまるで無視なんですよね
*3:昔の私ならコンピだと?そんなん俺がつくるとかいう勢いでなんならジャケットすら自作してプレゼントしたりとかしてましたが、もはや人様の選曲をああええ塩梅じゃーと聴けるようになったんじゃのう、すっかり丸くなったもんじゃわい
*4:お試しあれです。切ないイントロから耳に残ります。
*5:後述。これが年上男と付き合ってた若い女の子の語りだとすると、その年上男は多分彼女が無知で無邪気で可愛いところに惹かれていたのであって、それってより深刻だなと思いました。自分の頭でものを考えることを嫌う男だと彼女はわかってしまったのですね。残念ながらそういう人多いよね。でもよく思うんですが、だめな男を好きになること=だめな女だとは思わないんですよ。その逆もしかりですが。男女ともにそうだけど、恋なんて見かけとかそういう本能的なものだから、人間を見極めて好きになるなんてそんなの恋じゃなく戦略ですよね。だからどんどんだめ男女に惚れるといいよ、特に十代なんて
*6:B級映画かと誤解してたけどそんなことはなくて、裁判劇の英語もとっても勉強になりました。割とおすすめです。
*7:よくみたら地味に綴りがイギリス語でしたね、そんで調べてみたらUKのアーティストでした
Only Passing Through
それなりに長いこと音楽を聴いていると、たぶん自分しか好きじゃないだろ!と思える、メジャーではないけれどもMy Favorite Thingsなお気に入りバンドやアーティストがいるものです。
多感な時期や、記憶に残る特別な時期にうっかり聴き込んでしまったりすると、そうなります。
Idlewild(UK)*1、Talulah Gosh(UK)*2、Cat Power(US)*3、Miles(Germany)*4、Berry(France)*5、Coeur de Pirate(France)*6、それから何よりもSarah records(UK, Bristol)の愛しきバンドたち *7、などなど。
で、その筆頭というか未だに応援してしまうのが、The Lilac Timeというバンドです。
Stephen Duffy、まさかのデュラン・デュランを振った男*8がずーっと率いている、スコティッシュ・フォーク感あふれるキラキラのギターポップ、ネオアコバンドです*9
私がロックにはまり始めた時にラジオ*10で聴いて以来、ずっとこのバンドが好きで、この民族テイスト、英国っぽさ、ビスケットとミルクティーの香りがとてつもなく似合う、少女趣味感にしてやられたものでした *11
ネオアコで最も有名なバンドはアズテック・カメラ*12、あとはパステルズ、オレンジジュース、ペイルファウンテンズ、もっと後になるとラーズ、ベル&セバスチャン、あたりでしょうか。
私はそれらには全然入れ込めず、The Lilac TimeとTalulah Gosh、Sarah recordsのあれこれにどはまりしてましたね。
ネオアコほんとは好きじゃないんだと思います。
で、そういうレアな音源は、今ならApple MusicやYouTubeで音源探せるんだけども、昔はレコード屋にしか、しかもごく限られた枚数しか売ってなくて、しかも基本古い音源だから廃盤になってるのでもちろん中古で、大手から個性的な街の中古レコード屋まで、あれこれ覗いて回る毎日だったわけです。サークル活動なんかほとんどやってなかったけど、音楽のおかげで学生時代楽しかったな。
てか語り尽くせないほど思い出はあるものの、それはまたにして。
そんなThe Lilac Timeの数々の好きな曲の中で、どれを訳そうか迷ってしまうのですが。
カヒミ・カリィがカバーしていたBlack Velvetとか*13、夜中の高尾山*14で聴いたら風景に似合いすぎてわくわくしたTrinityとか、ど失恋でバイト行かなきゃいけなかった時に聴いたGrey Sky and Work Thingsとか*15、いつもこれが一番好きかもなと聴くたび思うWork for Weekendとかとか。*16
いろいろ候補はあれど、ふっと思いついたのがこれです。
Only Passing Through。
人生初の海外旅行だったカリフォルニアのサンフランシスコ・ロサンゼルスしかもアムトラックで縦断旅行*17でここのこと歌ってる!とその場で気づいて現地で聴くことができた、思い出の曲です。
サンフランシスコといえば中古レコード屋の聖地、Height Ashberyでもお買い物しましたよ。
とあるCDを1枚なんとなくジャケ買いしたら、後になんとあのバンクシーの花束ってやつじゃんこれ!と知るという。
あの頃はバンクシーまだそこまで有名じゃなかったんだと思いますが、さくっとジャケに採用?盗用?しちゃった某インディーレーベル(USに行ったのにUKのレーベルのCD買って帰ってきてました。アホや)、慧眼ですね。
え。今ぐぐってみたらCDですらオークションサイトで結構な値段ついてる…!*18
さて。そのOnly Passing Throughは、このベスト盤で聴けます。
Only Passing Through
通り過ぎるだけ
Only passing through
通り過ぎるだけ
Only passing through
通り過ぎていくだけ
We own this stuff briefly
ちょっと住んでいる気分を味わえたとしても
You can't take it with you
所有することはできない
You can't own the houses
君には到底手に入れられないよね
That will outstand you
この圧倒されるほど素敵な数々の住宅は
Only passing through
ただ通り過ぎることしかできないんだ
These houses and these streets
この素晴らしい住宅や街路の数々を
McAllister
マカリスター
O'Farel
オファーレル
California clay
カリフォルニアクレイ
Green
グリーン
Greenwich
グリンウィッチ
Chestnut bay
チェスナットベイ
Only passing through
通り過ぎるだけ
Only passing through
通り過ぎるだけ
We own this stuff briefly
つかの間だけそこの住人のふりができても
You can't take it with you
所有することはできない
As I walked out this morning
今朝ちょっと散歩に出かけた時さ
Before the sun was up
まだ日が昇る前だったよ
Everyone was sleeping still
だれもがまだ眠ってて
The curtains all were shut
カーテンは全部閉まってた
The world I found was wealthy
僕が見たのはリッチな界隈だった
More than we can afford
どうしたって僕らの手には負えないような
And all that is offered to us
僕らが受ける恩恵は
A miserly reward
ただ素敵だなってうらやむこと
Only passing through
通り過ぎるだけ
Only passing through
通り過ぎるだけ
We own this stuff briefly
この風景をちょっとだけ自分のものにできても
You can't take it with you
所有することはできない
本当にそうだな、と綺麗なパステルカラーに塗られた豪華な家々を眺めながら思いました。
最初の海外旅行だったサンフランシスコとロサンゼルスは、違う国に行くことはめちゃくちゃ楽しいんだよと教えてくれたとても恩義のある街です。
いつか住んでみたいなと今でもちょっと思ってます。こんな家には住めなくともね。
*1:まだやってるとは夢にも思いませんでしたがなんと解散後再結成してまだやってるらしいです。昔の曲はハタチくらいの学生にありがちな頭でっかち感がすご過ぎるのですがまさに私がそんな状態だった頃に聴きこんでいたし、なんなら歌詞をコピーしてノートに貼ったりしていたので、今でもめちゃくちゃ覚えてるんですよね。ちなみに私は大学時代に地理を専攻しており、冬の高尾山で気温観測という実習があったのですが、その時に朝4時が一番寒いなーとか思いながら"朝焼けなんて初めて見た"という歌詞が含まれているこのアルバムの"Let Me Sleep (Next To the Mirror)" という曲を口ずさんだりしていました。学生時代のお勉強、まじで楽しかったな。
*2:私ってネオアコが好きなんだ!と誤った認識を抱かせたバンド。このバンドも姉弟でやってるんでしたっけね。オアシスといい、なんか兄弟姉妹でやってるバンドに弱いのかしら。アルバムに歌詞カードはなかったので、必死に聞き取ろうと頑張りました。この頃の耳と根性があれば今仕事で困らないのに!って時々思います…タルラーゴシュって意味なに?わかんないけど?って思いながらもこちらも録音MDがいかれるほど聴きつぶしたアルバムでした
*3:こんな風に生まれたかったよー!と思う憧れ女性の一人ですね。声も容姿も完璧です。実は来日ライブにも行ったことがあります。とってもダウナーなゆるゆるライブで「スワテ クダサーイ」って観客全員体育座りさせられましたっけね。一緒に行ってくれた男性が確かポールスミスかなんかのスーツ着てて、代官山UNITの汚い床に座らせてちょっと申し訳ないなと思ったりしたものでした。
*4:Milesで検索するとジャズしか出てこないよ!この曲が有名です。ドイツのTahiti 80と呼ばれていたのにふさわしいリゾートサウンド。結構ロックな曲もあります。
*5:フランス滞在、特に語学学校のあるランブイエという地域の公園のことを激しく思い出させる、というか意識的に聴きまくってその時の空気とか感情を閉じ込めておいたアルバムです。全然メジャーじゃないけど、全曲本当に秀逸です。ストリングスが美しいMademoiselleという曲はまさにフランス女子にふさわしいコケティッシュ感があって、筆舌に尽くしがたい素晴らしさです。フランス入りした初日に泊まったホテルで何となく音楽番組つけてたらこの曲の最高なビデオクリップが流れてきて、速攻で曲名をメモりました。人並みに心細かった私をフランスが歓迎してくれてるかのように感じたものでした。ラッキーなことにライブも現地のオランピア劇場でみましたっけ。古くて小さくて独特の匂いがする素敵なコンサートホールだったな。
*6:Berryと違ってこっちは結構売れてるか。なんとApple musicにプレイリストありました。このアーティストの何と言ってもComme des enfantsは、歌詞がなくてねー…何言ってるのかほとんどわからないなりに現地滞在中は口ずさみたくて何度も聞きました。最近Appleに入ってたのみて初めて歌詞を知ったのですが、私の妄想歌詞とはだいぶ違ってたな。しかしこのジャケの顔写真、めちゃくちゃaikoっぽいですね。
*7:Sarah recordsはブリストルというイギリスの小さな街でひっそり生まれた、手仕事感のある、地元の若者がバンドを始めてどきどきしながらギターをそっと鳴らしてみたような、素朴で味わいある、とにかく私好みの要素しかない奇跡のレーベルです。最初は馬場のレコファンで奇跡的にGlass Arcadeのレコードを見つけたんだっけ。状態は全然良くなかったけどこれはあれだぞ、きてるぞ、お前が買うべきやつだぞ、と語りかけられた感じでしたね。そしてこれのおかげで学生時代はひたすら廃盤レコード探しに勤しみましたよ。今みたいにとりあえずググれば音源がある時代じゃなかったんで、ジャケやレーベルで曲の良し悪しを嗅ぎ分けることって音楽好きにはよくある行動でした。オアシスを排出したCreation recordsだって大御所だけどレーベルだしね。UKのELLEとかは特におしゃれで名前が知れてて渋谷系に人気でしたね。渋谷系といえばTrattoriaという私が敬愛する小山田圭吾先生が手がけていた国産レーベルもありましたっけ。渋谷系の曲は一応かなり聴いたし、好きなんだというフリもそれなりにしてみたけれど、どうも自分にはあんまりああいうおしゃれなのは柄じゃないなと気づいてもいました。渋谷系がネタにしている元の音楽はすごく好きでしたけども。ちなみにSarahの本拠地ブリストルは今の仕事に就いてからちょびっと関係することがなきにしもあらずな街になりました。早くコロナ明けて行く機会があればいいのにな。実はSarahのコンピレーションのジャケットはどれもブリストルの風景なんだそうですよ。ブリストルに行けたあかつきには私なりに聖地巡礼したいです。
*8:デュラン・デュランは振った1年後に大ブレイクしました。もったいなーいと思うけど、続けていたらThe Lilac Timeは存在しないわけだから、ありがとうDuffyという感じではあります。ところで10年ばかり前だったか、サークルの大先輩に連れて行ってもらったいまはなき洋楽カラオケバーで銀行の営業マン的な風貌のどこかのお兄さんが完璧にReflexを歌っていて、そこからデュラン・デュランが好きになりました。ありがとうどこかのお兄さん。
*9:今WikiみたらなんかDuffy一族のバンドみたいになってるぞ... 結成当時から兄のNickと兄弟でやってはいたものの、なんだこれ...
*10:宮子和眞さんという音楽ライターの方がNHF-FMで特集していました。未だに録音のMDあると思う
*11:実際、Astronautsというアルバムの国内盤の帯にミルクティーの香り漂うとか書いてありましたっけね。
*12:いつも言いたくなるんですけど、Blueという魚喃キリコの漫画が原作のとても素敵な映画がありまして。川内倫子のスチル写真と、市川実日子の瑞々しさがドツボに大好きなんですが、友人役で出演していた今宿麻美が、とあるクズ男のクズっぷりを"アズテック・カメラとか、そういうのが好きな男なんだよ"と評しているシーンがあるんです。映画館で声出して笑っちゃいましたね。
*13:このカバーアルバムではDilly Dally Dollyが素晴らしいです。ちなみに不思議なんですが、自分がフランス行ってみたらカヒミ・カリィさんのことはすっぱり好きじゃなくなってしまった。なんかを乗り越えたんだと思います。
*14:なんで高尾山かは1の注釈をご参照ください!
*15:天使が降りてきそうな曲で、実際そういうフレーズが歌詞にあったはず。当時住んでいた家の玄関を入るまで泣くの我慢してたことを覚えてますね。古い家だったけど玄関に飾りガラスがあって。あの家と飼ってた鳥のことすごく好きだったな。
*16:Paradise Circusというアルバムに入ってる地味な曲です。現地の若者の恋ってこんな感じなんだなって胸ときめかせたものでした
*17:大学生になって初海外だから割と遅咲きですね。数年後にフランス行っちゃう人とは思えません。そのうち留学するから下見に、という友人Nに私も連れてけ!と迫って無理やりくっついて行ったのでした。初の海外だったもんだから時差ぼけ酷かったな。先述のドイツのTahini 80と言われたMilesもその眠れぬ夜に"Hey it's OK, when the morning comes and you're still awake"という歌詞を夜通し聴いていましたっけ。友人ガン寝している横でむしゃむしゃ駄菓子貪りながら…笑
*18:これですこれ。色が可愛いので(Never Mind the Bollocks色ですが)壁に飾ってました。本物だよ!
The Days of Wine and Roses
「酒とバラの日々」として知られたジャズのスタンダードナンバーです。
ジャズに親しむ友人に歌詞の和訳を始めてみたよと伝えたら、早速これをお題としてリクエストくれました。
私は音楽はめくらめっぽうに好きだし、密かにパーフェクトピッチ持ち*1なのだけど、実はジャズはさっぱりわからんのですよ。
わかったらいいしジャズ的にピアノを弾けたらいいな*2とはしょっちゅう思います。
ジャズというのはおそらく、数々の暗黙のルールに則ってできてるのではないかなと。
自由な音楽のようでいて、奏でるためのルールが幾つかあって。
キーがどうとか、音を外すルールもないようで実はあるじゃないですか。
セッションなんて、最初音を混ぜて互いの反応を確認してから、融通しあってそれぞれが自由に奏でられるパートのリレーをしていくじゃないですか。
暗黙のルールをちゃんと知っていて、それを遵守するからこそ自由に奏でられる。
自由って本質的にそういうものなのかもしれません。
見えないけど確かに存在するルールできちんと囲った中に自分を置き、他の人やものごととの距離を測り、適切にキープするからこそ、自由がある。
というわけで私にとってのジャズは。
なにも知らないでただ楽しむには少々敷居が高く、
暗黙のルールがわからん不届き者は勉強してから出直してこーい、ってなりがちで、
だからこそ蘊蓄をひけらかす輩*3が溢れたりする音楽ジャンルでもある、と。
...純粋に音楽として楽しんでいる人もたくさんいるとは思うんですけどね!
さて、酒とバラです。
The Days of Wine and Roses
酒と薔薇の日々
The days of wine and roses laugh and run away like a child at play
ワインとバラにうずもれたあの日々はまるで遊んでいる子どものように笑い
Through a meadow land toward a closing door
草原を抜けて閉ざされたドアまで逃げていく
A door marked "nevermore" that wasn't there before
「二度とない」と印されたドアはあの頃はなかった
The lonely night discloses just a passing breeze filled with memories孤独な夜には思い出に満ちたそよ風がただ吹き抜ける
Of the golden smile that introduced me to
目に浮かぶのはあの黄金に輝いた笑顔、かつて私を誘なった
The days of wine and roses and you
ワインとバラまみれの毎日、そして君へと
では英語のお勉強的なことをいくつか。
- 現在形なんですよね、時制が。つまり今の状況を歌ってる設定。
- Child "at" play とすると「遊んでいる」といういわゆる進行形感が生まれるぽいです。
- meadow land は辞書引くと牧草地って出てくるのですがいきなり牧場?緑のマキバオー??本命穴馬かきわけて???*4ってなったんですが、こういう合ってるかどうかわからない時によくやる手として画像検索というものがあるのだよ。結果、meadow landは緑生い茂る野原、花咲き乱れる草原みたいな感じでした。
-
discloseって覆いをとって白日の下に晒すようなイメージがあります。disclosureだと暴露という意味になるとか。*5
2段目は、読んだときいい感じでありつつも本意を保つ日本語をあてはめるのにちょっと苦心しました。
夜は帳(とばり)を「下ろす」ものですが、ここではカーテンを開けるような感じ。目の前にかつての恋人の輝くような笑顔が現れて、その笑顔がめくるめくワインとバラの日々、そして恋人自身へと誘なったという*6
元々は映画のテーマ曲だったんだそうで*7。
どうやらアンディ・ウィリアムズの歌入りバージョンと、オスカー・ピーターソン・トリオの音だけバージョンが有名なようですが、
Appleであれこれ聴いたらエラ・フィッツジェラルドのこのバージョンと、ジュリー・ロンドンのがかっこよかったです。
映画は女性がアル中になるストーリーだから女性が歌う方がなんか響くのかしら。
ちなみに女の方がアルコール耐性うすくてアル中になりやすいのは有名な話*8
コロナ禍のせいで飲酒量が増えた人も多いようですが、私は実は減ってるんだよね。
ほら飲み会でわーいって4杯も5杯もいっちゃう勢い的なものがないからさ。
ひとり家晩酌だとしんみりせいぜい2、3杯で終わりですよ。あとそもそも寝落ちが体質でひどいし。
早くみんなでかんぱーい、ってやりたいな。
最後にジャズとはなんじゃろな、と書きながら聴いてたこれらが大変かっこよかったのであげておきます。
(何がルールだ、お前わかんなくても楽しめてるじゃん!というツッコミは甘んじて受けます。うん、かっこいいですよ、シンプルに)
*1:何の音でも音符に聞こえるって話は眉唾ですよ…音階に合った音だけで世の中ができてると思うな…ひとにはひとの絶対音感、かもだから正直わからんけど、私のやつはドレミファソラシドにほぼ合ったときに音が音階を頭の中でしゃべるタイプです。即ち既に歌詞がある=何か言葉で喋ってる曲は音階わかるけども歌詞なし曲みたいに勝手に喋らないので変換が遅れるという具合です。ちなみにもやーと広がるような声で歌われると余計変換しづらくなる
*2:割とまともにできる楽器です。どのくらいかというと、高校入るまで合唱で歌ったことが殆どないんです。ずっと伴奏やらされてたから。という程度には弾けます。筋トレと一緒でピアノってやめると全く弾けなくなっちゃうので、週1くらいで必ず指は動かします、電子ピアノどころかキーボードしかいま家にないけど。触らないよりはましだと信じて
*3:ひけらかす奴って大抵ろくでもないですよね...ひけらかし系が楽器うまいとかあるのかな、ないだろうな
*4:元曲は「走れコウタロー」です。
そういやこないだ家掃除してたらディープインパクトの有馬記念のときの半券が出てきました。引退の記念に買ったんだったね。ディープは本当にスターでした...
*5:「ディスクロージャー」っていうタイトルの逆セクハラを扱った映画が昔ありましたね。午後のロードショーかなんかでみた記憶がうっすらあります。この頃のデミ・ムーアめちゃくちゃキレイですが、怖いですね...
*6:"めくるめく"というとなんかエロティック感が漂いますが、エロ以外でめくるめくって言葉つかうのかな、とちょっと辞書引いてみたらつかうこともあるようですね。漢字では目眩くと書くらしく、文字通り目が眩むような、の意味だそうな。まぶしいというような意味もあるらしいです
*7:ジャック・レモンといえば「アパートの鍵貸します」も有名ですね。自宅をラブホにする民泊もびっくりの話です(主題はそこじゃないけど)。しかしWikiのジャック・レモンの「生涯」の欄に "現代人の持つ性格的ひ弱さを演じては右に出るものはいないとまで言われる" ってあるのクソ笑えるんですけど
*8:これはジェンダー云々でどうにかなる認識ベースの話ではなく、どうがんばっても生物学的特徴なので、まあ仕方ないですね。私は結構お酒が好きなので気をつけまーす!