ハナビ、

ハナが東京砂漠で綴るよたばなしです、英語歌詞翻訳はじめました copyright ©︎ ハナ 2009-2021 all rights reserved.

Norwegian Wood (This Bird Has Flown)

予告したのでとりあえず予告の予告で。

これを次やりますという宣言だけいたします!

からの。いやー五月終わりますね!!!(更新日2021/5/29なうです)

ちょっと家庭の事情などで若干気を取られておりましてですね。

なかなか腰を落ち着けて書こうとかいう気にならなかったんですな。

ノルウェイの森的な気分ではもうないのであるが、予告を裏切るのは自分に対して良くないので。

やりまーす!!!

 

Norwegian Wood (This Bird Has Flown)*1

ノルウェーの森(後の祭り)*2


I once had a girl

俺には女がいたんだ

Or should I say, she once had me?

ああいや、女に俺がいたっていうべきかな?

She showed me her room

女が俺を部屋に入れると言ったんだ

"Isn't it good, Norwegian wood?"

「ねえよくない?ノルウェーの森みたいで」

 

She asked me to stay and she told me to sit anywhere

女はゆっくりしていきなよと言いどこでもいいから座ったらと言う

So I looked around and I noticed there wasn't a chair

だから俺はその辺を見渡したけれど椅子なんてないと気づいた

 

I sat on the rug

俺はラグに座った

Biding my time, drinking her wine

頃合いを待ちながら、女のワインを飲みながら

We talked until two

俺たちは2時まで話し込んで

And then she said, "It's time for bed"

ようやく女は言った「寝る時間だね」

 

She told me she worked in the morning and started to laugh

女は朝から仕事なんだと言って笑いはじめた

I told her I didn't and crawled off to sleep in the bath

俺は働いてないんだと言ってバスタブまで這い出したがそこで寝てしまった

And when I awoke I was alone, this bird had flown

そして起きた時にはもう俺はひとり、鳥は飛び立ったのだ

So I lit a fire

だから俺は火をつけた

Isn't it good, Norwegian wood?

いいじゃないか?ノルウェーの森みたいで 

 

「やれたかも委員会」なら最後のあの女性が「やれたとは言えない」判定するでしょうね...*3

端的にいうと、ひっかけられたのに寝落ちしてやれなかった歌ですね。

改めて訳すとそうかー、やれなかった歌なのかー、としんみりします。

...だってそれ以上の意味なくない?

 

先日のエントリーで村上春樹が云々書きましたが。

改めて考えるとつまり緑ちゃんのことなわけですね!このタイトル=やれなかった女に象徴されるものは。

そう考えるとなんかノルウェイの森=名前が緑、というのもつながるような気がしますね(こじつけか)

あの小説で印象に残ってるのはなんかめちゃくちゃ頭がいい先輩とその彼女の話、レイコさんとそのトラウマ体験の話(下巻冒頭)ですね。

あとあれだ、緑が話した近所のおばさんのタンポンが抜けた話。

緑「おかしいと思うでしょ?」主人公「うんおかしい」緑「でも私の彼はそんなんで笑うの下品だっていうの」

いや...?普通に下品では...?それ以前にタンポン抜けたのなんでわかるの...?自己申告なのかパンツ履いてないのか...?気の毒なだけで別におかしくないだろ...?と思いましたね。

 

さてビートルズに戻りますと。

とにかく大変に昔から好きな曲であります。

電車旅なんかでかけるとジャンジャンかきならされるアコギによって素晴らしく旅情がかきたてられます。

 

そういえば村上春樹は旅行中に読むのになんだか最適な小説ですね。

ねじまき鳥クロニクル』も『海辺のカフカ』も旅行中に読んだな。

ねじまき鳥中最高(&それ以外は割と消化試合)のエピソードであるノモンハンの話は寝台列車で読んだので感動もひとしおでしたっけ。

とはいえ小説を旅行中に読むのがそもそも好きで、小説を読むために旅行するのかみたいなところすらあるのですが。

そしていざ旅に行くとなると本屋でうーんうーん今の気分と季節と行先にぴったりの本はどれか、と激しく葛藤するのである。

ちなみに過去最高だった旅行中の読書は、フランス行っちゃう直前下調べ旅行のときの『わたしを離さないで』なんですよ。

ストラスブールのキッチンつきの安宿で変なショートパスタみたいなインスタント料理を作って食べながらぼろ泣きして読みました。

たまたま空港で買ってフランス旅中に読んだのですが、そのことをフランスで出会った友人に後日言ったら「は?あれを?たまたまですか?」ってすごい剣幕で迫られましたっけ(そんな軽く手に取って大当たりって何?という意味らしく。芸術に明るい友人なのです)

なお「わたしを離さないで」は映画版も大変良かったんですよ。

トミー役がちょっと私の想像と違うかな、というくらい。もっとごつごつしたぶさいくよりの無骨な人がよかった。

キャリー・マリガンキーラ・ナイトレイは本当にこれ!って感じ。そしてマダムがどんぴしゃすぎて笑えるくらい。

あとイメージそのままではなかったけれどもシャーロット・ランプリングはいつみてもかっこいいですね。

 

また脱線しちまったのでビートルズに戻しますと。

訳していて英語的に迷ったのは、全部過去形であるからこの

'She told me she worked in the morning and started to laugh'

「朝から仕事なの」が翌朝?となったところくらいかな。

「朝から仕事してきたから疲れてるの寝かせて」だったら過去完了?かな。

ちゃんと歌詞みる前は朝からラリって笑ってるやばい女の話だと思ってました。

うん、この直前で迫ったんでしょうね。このやりとり割と生々しいな。

 

あとは 'I lit a fire' がどこに火を?問題ですね。

タバコ説、暖炉説、いっそ部屋説など諸説あるらしいですが。

どこでもいいから火をつけた、にしておきました。

 

なおLite My Fireだとドアーズの「ハートに火をつけて」ですね*4

 

聴き流していたら旅情に浸れたこの曲が、ちゃんと訳したところ寝落ちでやれなかった歌と認識してしまったわけです。

でもやっぱりいい曲には変わりないので、お〜んなと〜、や〜れなかった♪でもこの曲が好きなことは特に変わらないかな。

旅に出られる世界に戻ったらまた温泉旅行にでも行く電車内で聴こうっと。

*1:関係ないよりのありで、このタイトル最後まで書くとPixiesのThis Monkey Is Going to Heavenという歌をふと思い出してしまいますね、このタイトル。え...何...芋づる式にこれ訳すことになるってやつ...??

*2:どうでしょう...立つ鳥跡を濁さずとか鳥は飛び立てりとか鳥がらみがいいかなと思ったんですが、やれなかった感をこめてこんなのにしてみました

*3:だれにもあるよね、やれたかもな一夜。でも大体それってやれたとは言えないもんじゃないですか?そしてやれないからこそ心に残るんじゃないですか?

*4:あ、こっちかな。でもドアーズだったらPeople Are Strange「まぼろしの世界」がいいかな。くーこれを超える邦題、むずかしー!!!