ハナビ、

ハナが東京砂漠で綴るよたばなしです、英語歌詞翻訳はじめました copyright ©︎ ハナ 2009-2021 all rights reserved.

Only Passing Through

それなりに長いこと音楽を聴いていると、たぶん自分しか好きじゃないだろ!と思える、メジャーではないけれどもMy Favorite Thingsなお気に入りバンドやアーティストがいるものです。

多感な時期や、記憶に残る特別な時期にうっかり聴き込んでしまったりすると、そうなります。

 

Idlewild(UK)*1、Talulah Gosh(UK)*2Cat Power(US)*3、Miles(Germany)*4、Berry(France)*5、Coeur de Pirate(France)*6、それから何よりもSarah records(UK, Bristol)の愛しきバンドたち *7、などなど。

 

で、その筆頭というか未だに応援してしまうのが、The Lilac Timeというバンドです。

 

Stephen Duffy、まさかのデュラン・デュランを振った男*8がずーっと率いている、スコティッシュ・フォーク感あふれるキラキラのギターポップネオアコバンドです*9

私がロックにはまり始めた時にラジオ*10で聴いて以来、ずっとこのバンドが好きで、この民族テイスト、英国っぽさ、ビスケットとミルクティーの香りがとてつもなく似合う、少女趣味感にしてやられたものでした *11

ネオアコで最も有名なバンドはアズテック・カメラ*12、あとはパステルズ、オレンジジュース、ペイルファウンテンズ、もっと後になるとラーズ、ベル&セバスチャン、あたりでしょうか。

私はそれらには全然入れ込めず、The Lilac TimeとTalulah Gosh、Sarah recordsのあれこれにどはまりしてましたね。

ネオアコほんとは好きじゃないんだと思います。

で、そういうレアな音源は、今ならApple MusicやYouTubeで音源探せるんだけども、昔はレコード屋にしか、しかもごく限られた枚数しか売ってなくて、しかも基本古い音源だから廃盤になってるのでもちろん中古で、大手から個性的な街の中古レコード屋まで、あれこれ覗いて回る毎日だったわけです。サークル活動なんかほとんどやってなかったけど、音楽のおかげで学生時代楽しかったな。

 

てか語り尽くせないほど思い出はあるものの、それはまたにして。

そんなThe Lilac Timeの数々の好きな曲の中で、どれを訳そうか迷ってしまうのですが。

 

カヒミ・カリィがカバーしていたBlack Velvetとか*13、夜中の高尾山*14で聴いたら風景に似合いすぎてわくわくしたTrinityとか、ど失恋でバイト行かなきゃいけなかった時に聴いたGrey Sky and Work Thingsとか*15、いつもこれが一番好きかもなと聴くたび思うWork for Weekendとかとか。*16

いろいろ候補はあれど、ふっと思いついたのがこれです。

Only Passing Through。

人生初の海外旅行だったカリフォルニアのサンフランシスコ・ロサンゼルスしかもアムトラックで縦断旅行*17でここのこと歌ってる!とその場で気づいて現地で聴くことができた、思い出の曲です。

サンフランシスコといえば中古レコード屋の聖地、Height Ashberyでもお買い物しましたよ。

とあるCDを1枚なんとなくジャケ買いしたら、後になんとあのバンクシーの花束ってやつじゃんこれ!と知るという。

あの頃はバンクシーまだそこまで有名じゃなかったんだと思いますが、さくっとジャケに採用?盗用?しちゃった某インディーレーベル(USに行ったのにUKのレーベルのCD買って帰ってきてました。アホや)、慧眼ですね。

え。今ぐぐってみたらCDですらオークションサイトで結構な値段ついてる…!*18

さて。そのOnly Passing Throughは、このベスト盤で聴けます。 

Time Compendium & Fontana Trinity

Time Compendium & Fontana Trinity

  • アーティスト:Lilac Time
  • 発売日: 2001/08/14
  • メディア: CD
 

Only Passing Through

通り過ぎるだけ

 

Only passing through

通り過ぎるだけ

Only passing through

通り過ぎていくだけ

We own this stuff briefly

ちょっと住んでいる気分を味わえたとしても

You can't take it with you

所有することはできない

 

You can't own the houses

君には到底手に入れられないよね

That will outstand you

この圧倒されるほど素敵な数々の住宅は

Only passing through

ただ通り過ぎることしかできないんだ

These houses and these streets

この素晴らしい住宅や街路の数々を

 

McAllister

マカリスター

O'Farel

オファーレル

California clay

カリフォルニアクレイ

Green

グリーン

Greenwich

グリンウィッチ

Chestnut bay

チェスナットベイ

 

Only passing through

通り過ぎるだけ

Only passing through

通り過ぎるだけ

We own this stuff briefly

つかの間だけそこの住人のふりができても

You can't take it with you

所有することはできない

 

As I walked out this morning

今朝ちょっと散歩に出かけた時さ

Before the sun was up

まだ日が昇る前だったよ

Everyone was sleeping still

だれもがまだ眠ってて

The curtains all were shut

カーテンは全部閉まってた

The world I found was wealthy

僕が見たのはリッチな界隈だった

More than we can afford

どうしたって僕らの手には負えないような

And all that is offered to us

僕らが受ける恩恵は

A miserly reward

ただ素敵だなってうらやむこと

 

Only passing through

通り過ぎるだけ

Only passing through

通り過ぎるだけ

We own this stuff briefly

この風景をちょっとだけ自分のものにできても

You can't take it with you

所有することはできない

本当にそうだな、と綺麗なパステルカラーに塗られた豪華な家々を眺めながら思いました。

最初の海外旅行だったサンフランシスコとロサンゼルスは、違う国に行くことはめちゃくちゃ楽しいんだよと教えてくれたとても恩義のある街です。

 

いつか住んでみたいなと今でもちょっと思ってます。こんな家には住めなくともね。

*1:まだやってるとは夢にも思いませんでしたがなんと解散後再結成してまだやってるらしいです。昔の曲はハタチくらいの学生にありがちな頭でっかち感がすご過ぎるのですがまさに私がそんな状態だった頃に聴きこんでいたし、なんなら歌詞をコピーしてノートに貼ったりしていたので、今でもめちゃくちゃ覚えてるんですよね。ちなみに私は大学時代に地理を専攻しており、冬の高尾山で気温観測という実習があったのですが、その時に朝4時が一番寒いなーとか思いながら"朝焼けなんて初めて見た"という歌詞が含まれているこのアルバムの"Let Me Sleep (Next To the Mirror)" という曲を口ずさんだりしていました。学生時代のお勉強、まじで楽しかったな。

100 Broken Windows

100 Broken Windows

  • アーティスト:Idlewild
  • 発売日: 2000/04/10
  • メディア: CD
 

*2:私ってネオアコが好きなんだ!と誤った認識を抱かせたバンド。このバンドも姉弟でやってるんでしたっけね。オアシスといい、なんか兄弟姉妹でやってるバンドに弱いのかしら。アルバムに歌詞カードはなかったので、必死に聞き取ろうと頑張りました。この頃の耳と根性があれば今仕事で困らないのに!って時々思います…タルラーゴシュって意味なに?わかんないけど?って思いながらもこちらも録音MDがいかれるほど聴きつぶしたアルバムでした

Backwash

Backwash

  • アーティスト:Talulah Gosh
  • 発売日: 1996/05/21
  • メディア: CD
 

*3:こんな風に生まれたかったよー!と思う憧れ女性の一人ですね。声も容姿も完璧です。実は来日ライブにも行ったことがあります。とってもダウナーなゆるゆるライブで「スワテ クダサーイ」って観客全員体育座りさせられましたっけね。一緒に行ってくれた男性が確かポールスミスかなんかのスーツ着てて、代官山UNITの汚い床に座らせてちょっと申し訳ないなと思ったりしたものでした。

ジュークボックス

ジュークボックス

 

*4:Milesで検索するとジャズしか出てこないよ!この曲が有名です。ドイツのTahiti 80と呼ばれていたのにふさわしいリゾートサウンド。結構ロックな曲もあります。

*5:フランス滞在、特に語学学校のあるランブイエという地域の公園のことを激しく思い出させる、というか意識的に聴きまくってその時の空気とか感情を閉じ込めておいたアルバムです。全然メジャーじゃないけど、全曲本当に秀逸です。ストリングスが美しいMademoiselleという曲はまさにフランス女子にふさわしいコケティッシュ感があって、筆舌に尽くしがたい素晴らしさです。フランス入りした初日に泊まったホテルで何となく音楽番組つけてたらこの曲の最高なビデオクリップが流れてきて、速攻で曲名をメモりました。人並みに心細かった私をフランスが歓迎してくれてるかのように感じたものでした。ラッキーなことにライブも現地のオランピア劇場でみましたっけ。古くて小さくて独特の匂いがする素敵なコンサートホールだったな。

Mademoiselle: Edition De Noel (W/Dvd) (Pal) (Coll)

Mademoiselle: Edition De Noel (W/Dvd) (Pal) (Coll)

  • アーティスト:Berry
  • 発売日: 2008/12/23
  • メディア: CD
 

*6:Berryと違ってこっちは結構売れてるか。なんとApple musicにプレイリストありました。このアーティストの何と言ってもComme des enfantsは、歌詞がなくてねー…何言ってるのかほとんどわからないなりに現地滞在中は口ずさみたくて何度も聞きました。最近Appleに入ってたのみて初めて歌詞を知ったのですが、私の妄想歌詞とはだいぶ違ってたな。しかしこのジャケの顔写真、めちゃくちゃaikoっぽいですね。

Coeur De Pirate

Coeur De Pirate

  • アーティスト:Coeur De Pirate
  • 発売日: 2008/10/07
  • メディア: CD
 

*7:Sarah recordsはブリストルというイギリスの小さな街でひっそり生まれた、手仕事感のある、地元の若者がバンドを始めてどきどきしながらギターをそっと鳴らしてみたような、素朴で味わいある、とにかく私好みの要素しかない奇跡のレーベルです。最初は馬場のレコファンで奇跡的にGlass Arcadeのレコードを見つけたんだっけ。状態は全然良くなかったけどこれはあれだぞ、きてるぞ、お前が買うべきやつだぞ、と語りかけられた感じでしたね。そしてこれのおかげで学生時代はひたすら廃盤レコード探しに勤しみましたよ。今みたいにとりあえずググれば音源がある時代じゃなかったんで、ジャケやレーベルで曲の良し悪しを嗅ぎ分けることって音楽好きにはよくある行動でした。オアシスを排出したCreation recordsだって大御所だけどレーベルだしね。UKのELLEとかは特におしゃれで名前が知れてて渋谷系に人気でしたね。渋谷系といえばTrattoriaという私が敬愛する小山田圭吾先生が手がけていた国産レーベルもありましたっけ。渋谷系の曲は一応かなり聴いたし、好きなんだというフリもそれなりにしてみたけれど、どうも自分にはあんまりああいうおしゃれなのは柄じゃないなと気づいてもいました。渋谷系がネタにしている元の音楽はすごく好きでしたけども。ちなみにSarahの本拠地ブリストルは今の仕事に就いてからちょびっと関係することがなきにしもあらずな街になりました。早くコロナ明けて行く機会があればいいのにな。実はSarahのコンピレーションのジャケットはどれもブリストルの風景なんだそうですよ。ブリストルに行けたあかつきには私なりに聖地巡礼したいです。

Glass Arcade

Glass Arcade

  • アーティスト:Various
  • 発売日: 1995/03/09
  • メディア: CD
 

*8:デュラン・デュランは振った1年後に大ブレイクしました。もったいなーいと思うけど、続けていたらThe Lilac Timeは存在しないわけだから、ありがとうDuffyという感じではあります。ところで10年ばかり前だったか、サークルの大先輩に連れて行ってもらったいまはなき洋楽カラオケバーで銀行の営業マン的な風貌のどこかのお兄さんが完璧にReflexを歌っていて、そこからデュラン・デュランが好きになりました。ありがとうどこかのお兄さん。

*9:WikiみたらなんかDuffy一族のバンドみたいになってるぞ... 結成当時から兄のNickと兄弟でやってはいたものの、なんだこれ...

*10:宮子和眞さんという音楽ライターの方がNHF-FMで特集していました。未だに録音のMDあると思う

*11:実際、Astronautsというアルバムの国内盤の帯にミルクティーの香り漂うとか書いてありましたっけね。

*12:いつも言いたくなるんですけど、Blueという魚喃キリコの漫画が原作のとても素敵な映画がありまして。川内倫子のスチル写真と、市川実日子の瑞々しさがドツボに大好きなんですが、友人役で出演していた今宿麻美が、とあるクズ男のクズっぷりを"アズテック・カメラとか、そういうのが好きな男なんだよ"と評しているシーンがあるんです。映画館で声出して笑っちゃいましたね。

blue [DVD]

blue [DVD]

  • 発売日: 2003/09/26
  • メディア: DVD
 

*13:このカバーアルバムではDilly Dally Dollyが素晴らしいです。ちなみに不思議なんですが、自分がフランス行ってみたらカヒミ・カリィさんのことはすっぱり好きじゃなくなってしまった。なんかを乗り越えたんだと思います。

My Suitor

My Suitor

  • アーティスト:KAHIMI KARIE
  • 発売日: 2001/11/21
  • メディア: CD
 

 

*14:なんで高尾山かは1の注釈をご参照ください!

*15:天使が降りてきそうな曲で、実際そういうフレーズが歌詞にあったはず。当時住んでいた家の玄関を入るまで泣くの我慢してたことを覚えてますね。古い家だったけど玄関に飾りガラスがあって。あの家と飼ってた鳥のことすごく好きだったな。

アストロノーツ

アストロノーツ

 

*16:Paradise Circusというアルバムに入ってる地味な曲です。現地の若者の恋ってこんな感じなんだなって胸ときめかせたものでした

*17:大学生になって初海外だから割と遅咲きですね。数年後にフランス行っちゃう人とは思えません。そのうち留学するから下見に、という友人Nに私も連れてけ!と迫って無理やりくっついて行ったのでした。初の海外だったもんだから時差ぼけ酷かったな。先述のドイツのTahini 80と言われたMilesもその眠れぬ夜に"Hey it's OK, when the morning comes and you're still awake"という歌詞を夜通し聴いていましたっけ。友人ガン寝している横でむしゃむしゃ駄菓子貪りながら…笑

*18:これですこれ。色が可愛いので(Never Mind the Bollocks色ですが)壁に飾ってました。本物だよ!

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Banksy design cover: We Love You (Front)

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Banksy design cover: We Love You (Back)

 

 

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Banksy design cover: We Love You (CD)

The Days of Wine and Roses

酒とバラの日々」として知られたジャズのスタンダードナンバーです。

ジャズに親しむ友人に歌詞の和訳を始めてみたよと伝えたら、早速これをお題としてリクエストくれました。

 

私は音楽はめくらめっぽうに好きだし、密かにパーフェクトピッチ持ち*1なのだけど、実はジャズはさっぱりわからんのですよ。

わかったらいいしジャズ的にピアノを弾けたらいいな*2とはしょっちゅう思います。

 

ジャズというのはおそらく、数々の暗黙のルールに則ってできてるのではないかなと。

自由な音楽のようでいて、奏でるためのルールが幾つかあって。

キーがどうとか、音を外すルールもないようで実はあるじゃないですか。

セッションなんて、最初音を混ぜて互いの反応を確認してから、融通しあってそれぞれが自由に奏でられるパートのリレーをしていくじゃないですか。

暗黙のルールをちゃんと知っていて、それを遵守するからこそ自由に奏でられる。

自由って本質的にそういうものなのかもしれません。

見えないけど確かに存在するルールできちんと囲った中に自分を置き、他の人やものごととの距離を測り、適切にキープするからこそ、自由がある。

 

というわけで私にとってのジャズは。

なにも知らないでただ楽しむには少々敷居が高く、

暗黙のルールがわからん不届き者は勉強してから出直してこーい、ってなりがちで、

だからこそ蘊蓄をひけらかす輩*3が溢れたりする音楽ジャンルでもある、と。

...純粋に音楽として楽しんでいる人もたくさんいるとは思うんですけどね!

 

さて、酒とバラです。

 

The Days of Wine and Roses

酒と薔薇の日々

 

The days of wine and roses laugh and run away like a child at play

ワインとバラにうずもれたあの日々はまるで遊んでいる子どものように笑い

Through a meadow land toward a closing door

草原を抜けて閉ざされたドアまで逃げていく

A door marked "nevermore" that wasn't there before

「二度とない」と印されたドアはあの頃はなかった


The lonely night discloses just a passing breeze filled with memories

孤独な夜には思い出に満ちたそよ風がただ吹き抜ける

Of the golden smile that introduced me to

目に浮かぶのはあの黄金に輝いた笑顔、かつて私を誘なった

The days of wine and roses and you

ワインとバラまみれの毎日、そして君へと

 

では英語のお勉強的なことをいくつか。

  • 現在形なんですよね、時制が。つまり今の状況を歌ってる設定。
  • Child "at" play とすると「遊んでいる」といういわゆる進行形感が生まれるぽいです。
  • meadow land は辞書引くと牧草地って出てくるのですがいきなり牧場?緑のマキバオー??本命穴馬かきわけて???*4ってなったんですが、こういう合ってるかどうかわからない時によくやる手として画像検索というものがあるのだよ。結果、meadow landは緑生い茂る野原、花咲き乱れる草原みたいな感じでした。

  • discloseって覆いをとって白日の下に晒すようなイメージがあります。disclosureだと暴露という意味になるとか。*5

2段目は、読んだときいい感じでありつつも本意を保つ日本語をあてはめるのにちょっと苦心しました。
夜は帳(とばり)を「下ろす」ものですが、ここではカーテンを開けるような感じ。目の前にかつての恋人の輝くような笑顔が現れて、その笑顔がめくるめくワインとバラの日々、そして恋人自身へと誘なったという*6

元々は映画のテーマ曲だったんだそうで*7

酒とバラの日々(字幕版)

酒とバラの日々(字幕版)

  • 発売日: 2015/03/15
  • メディア: Prime Video
 

どうやらアンディ・ウィリアムズの歌入りバージョンと、オスカー・ピーターソン・トリオの音だけバージョンが有名なようですが、

Days of Wine and Roses

Days of Wine and Roses

  • provided courtesy of iTunes
Days of Wine and Roses

Days of Wine and Roses

  • provided courtesy of iTunes

Appleであれこれ聴いたらエラ・フィッツジェラルドのこのバージョンと、ジュリー・ロンドンのがかっこよかったです。

酒とバラの日々

酒とバラの日々

  • provided courtesy of iTunes

 

映画は女性がアル中になるストーリーだから女性が歌う方がなんか響くのかしら。

 

ちなみに女の方がアルコール耐性うすくてアル中になりやすいのは有名な話*8

コロナ禍のせいで飲酒量が増えた人も多いようですが、私は実は減ってるんだよね。

ほら飲み会でわーいって4杯も5杯もいっちゃう勢い的なものがないからさ。

ひとり家晩酌だとしんみりせいぜい2、3杯で終わりですよ。あとそもそも寝落ちが体質でひどいし。

 

早くみんなでかんぱーい、ってやりたいな。

 

最後にジャズとはなんじゃろな、と書きながら聴いてたこれらが大変かっこよかったのであげておきます。

(何がルールだ、お前わかんなくても楽しめてるじゃん!というツッコミは甘んじて受けます。うん、かっこいいですよ、シンプルに)

*1:何の音でも音符に聞こえるって話は眉唾ですよ…音階に合った音だけで世の中ができてると思うな…ひとにはひとの絶対音感、かもだから正直わからんけど、私のやつはドレミファソラシドにほぼ合ったときに音が音階を頭の中でしゃべるタイプです。即ち既に歌詞がある=何か言葉で喋ってる曲は音階わかるけども歌詞なし曲みたいに勝手に喋らないので変換が遅れるという具合です。ちなみにもやーと広がるような声で歌われると余計変換しづらくなる

*2:割とまともにできる楽器です。どのくらいかというと、高校入るまで合唱で歌ったことが殆どないんです。ずっと伴奏やらされてたから。という程度には弾けます。筋トレと一緒でピアノってやめると全く弾けなくなっちゃうので、週1くらいで必ず指は動かします、電子ピアノどころかキーボードしかいま家にないけど。触らないよりはましだと信じて

*3:ひけらかす奴って大抵ろくでもないですよね...ひけらかし系が楽器うまいとかあるのかな、ないだろうな

*4:元曲は「走れコウタロー」です。

ソルティー・シュガー
シンガーソングライター
¥255

provided courtesy of iTunes

そういやこないだ家掃除してたらディープインパクト有馬記念のときの半券が出てきました。引退の記念に買ったんだったね。ディープは本当にスターでした...

*5:ディスクロージャー」っていうタイトルの逆セクハラを扱った映画が昔ありましたね。午後のロードショーかなんかでみた記憶がうっすらあります。この頃のデミ・ムーアめちゃくちゃキレイですが、怖いですね...

発売日: 2013/11/26
メディア: Prime Video
 

*6:"めくるめく"というとなんかエロティック感が漂いますが、エロ以外でめくるめくって言葉つかうのかな、とちょっと辞書引いてみたらつかうこともあるようですね。漢字では目眩くと書くらしく、文字通り目が眩むような、の意味だそうな。まぶしいというような意味もあるらしいです

*7:ジャック・レモンといえば「アパートの鍵貸します」も有名ですね。自宅をラブホにする民泊もびっくりの話です(主題はそこじゃないけど)。しかしWikiジャック・レモンの「生涯」の欄に "現代人の持つ性格的ひ弱さを演じては右に出るものはいないとまで言われる" ってあるのクソ笑えるんですけど

*8:これはジェンダー云々でどうにかなる認識ベースの話ではなく、どうがんばっても生物学的特徴なので、まあ仕方ないですね。私は結構お酒が好きなので気をつけまーす!

Strawberry Fields Forever

このブログはそもそも学生時代に書いていたものなのですよ。

これから歌詞翻訳サイトとしてちゃんと書くにあたり、デザイン更新したりなんだりしてて、やっぱりあれがないとなと、昔も使っててお気に入りだったアイコン画像を探して古いHDをあさっていたら、昔のブログエントリも一緒に見つかりました。

なんかこんな恥ずかしくキャピキャピしてましたっけ...?と顔から火が出そうになりながら飛ばし飛ばし懐かしく読んでいたのですが、その中に今でも読むに耐えるくらい珍しくよく書けたなと自画自賛できるジョン・レノンの回があったので、個人情報に触れるとこだけ微修正だけして、以下にコピペします。

 

========== ここからコピペ開始 ==========

----- EXTENDED BODY: ----- EXCERPT: ----- KEYWORDS: ----- -------- AUTHOR: hanatak TITLE: Strawberry Fields Forever STATUS: Publish ALLOW COMMENTS: 1 CONVERT BREAKS: 1 ALLOW PINGS: 1 DATE: 2005/12/10 00:00:00 AM ----- BODY:

 

1980年。

ジョン・レノンが死んだ年。

そこから四半世紀が過ぎた。

 

おそらく世界中のファンがそう思うのと同じように私は、

ジョン・レノンのことはどことなく理解できるような気がしていた。

思い上がりも甚だしいけど、ひどく近い感覚を持っている気がしていた。

たとえばストロベリー・フィールズ・フォーエヴァーを聴いたときとか。

 

Living is easy with eyes closed, misunderstanding all you see.

目を閉じれば簡単だよ。苺畑が見える。

 

ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァーを聴くためにかけるCDは、

青盤*1でもマジカル・ミステリー・ツアー*2でもなく、駅前でよく売っているような廉価版だ。

ずいぶん前、私が小学生くらいのときに、どういう風の吹き回しか、母がひょいと買ってきた。

(当時の我が家ではクラシックばかりかかっていたのでポップスのCDなんて珍しかった)

ビートルズって何だか知らなかったような幼い私が、そこで初めてイエスタデイを聴いた。

 

エレクトーンを習っている友達が、イエスタデイを弾いているのを耳にしたことがあった。

きれいな曲なのでちょっと聞きかじっただけでも覚えていた。

その頃好きだった少女マンガ「空色のメロディ*3の内容と合わせて覚えている。

(それは私がいちばん自由で幸せでいられた最後の時期でもあった)

情感たっぷりな曲として記憶していたから、素っ気ないギターの前奏を聴いて拍子抜けした。

 

そんなふうにしてビートルズと出会った。

ジョンの歌声は、くぐもっていて変な声だと思った。

でもペニーレインの軽やかな歌いだしやラッパの響きや、

ノルウェーの森(ノルウェーってのばして書いてあった)の、

線路を走る車窓の風景に似合いそうなリズムなんかがいいなと思った。

(その頃から音楽を映像に合わせてBGM化する癖があったようだ)

クラシックしか聴いていない耳には、ちょっとうるさく感じられたりもした。

 

ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァーは、タイトルだけで気に入った。

赤毛のアン症候群みたいな、小さな女の子の胸をときめかすにはうってつけだった。

きれいなメロディと切ない歌詞*4

最後に妙なリフレインがついているのが不思議だった。

聴くと必ず3歳頃まで住んでいたど田舎の家の、

苺畑ではなくふきばかり生えている野原を思い出した。

目をつぶるとふきの葉っぱや茎がまぶたの裏に映った。

Living is easy with eyes closed, misunderstanding all you see.

 

高校生くらいになってちゃんと赤盤青盤を聴いて、ビートルズに出会い直したのだけど、

いまでも廉価版CDを聴き続けているように、いまでもふきの野原の印象が消えない。

私にとってのジョン・レノンは、目をつぶると苺畑が見えるよ、

と教えてくれた、大人なのに子どもでもある、友達のような存在になっている。

 

それぞれのジョン・レノンがあって。

それぞれがいろいろなことを思って。

 

そうして25年が過ぎた。

 

いつの間にか平和のシンボルに祭り上げられていたジョンだが、

もし本人がそれを知ったらきっと居心地が悪いんじゃないか、

と私は思っている。

 

苺畑の変なおじさん。

パイド・パイパーみたいな私のジョン・レノン

 

*1:高校のとき、友達を拝み倒してテープに録ってもらったっけ。拝むまでもなく気安く録音してくれたんだけどさ。

1967〓1970

1967〓1970

 

 

*2:ださいそしてサイケ=ダサイケなジャケだ。ジャケではビートルズ・フォー・セールが好きだ。タイトルはリヴォルヴァーが好きだ。

マジカル・ミステリー・ツアー

マジカル・ミステリー・ツアー

 

 

*3:懐かしすぎる…これのまねっこして小説とかマンガとか書いたりしてたなあ。「姫ちゃんのリボン」の作者ですね。

空色のメロディ 1 (1)

空色のメロディ 1 (1)

 

 

*4:英会話のラジオを聞くのが趣味だったので小学生でも少しは英語が読めた、hung aboutがハンバーガーに聞こえたとしても。

 

========== ここでコピペ終了 ==========

ふう。若いですね。

先日のエントリでAcross the Universeについて書きましたが、せっかくなのでビートルズ2連発で、Strawberry Fields Foreverもいっちょやってみますかね。

これはジョンが孤児院で過ごした時の思い出だというエピソードを、おそらく新聞の特集記事かなにかで読んだ覚えがあったんですが、どうも本人が孤児院にいたのではなく孤児院が近くにあったのだとか。

ストロベリー・フィールズ・フォーエバー - Wikipedia

 

では改めてここからが訳です! 

Strawberry Fields Forever

ストロベリーフィールズはいつまでも*1

 

Let me take you down 

連れてってもいいかな

'Cause I'm going to Strawberry Fields

ストロベリー・フィールズに行くところなんだ

Nothing is real

なにもかも現実じゃないし

And nothing to get hung about

暇つぶしにもならないけど

Strawberry Fields Forever

ストロベリー・フィールズはいつまでもなくならないよ 

 

Living is easy with eyes closed

目をつぶってれば生きるのは簡単さ

Misunderstanding all you see

目に見えるものはみんな思い違いなんだ

It's getting hard to be someone

ちゃんとした人でいようとすることがだんだんきつくなってきたけど

But it all works out

結局はなんとかなるよ

It doesn't matter much to me

どっちみち僕にはどうでもいいし

 

* Refrain

 

No one I think is in my tree

僕の木の中にはだれもいないと思う

I mean it must be high or low

高かろうが低かろうがいないんだ

That is you can't, you know, tune in

それってつまり君は波長を合わせられないってことなんだけど

But it's all right

でも大丈夫

That is I think it's not too bad

あんまり悪いようにはならないと思うよ

 

* Refrain

 

Always, no sometimes, think it's me

いつも、じゃないや時々かな、これが僕なんだって思うんだ

But you know I know when it's a dream

でも夢をみてる時はこれは夢だってわかるもんじゃないか

I think a "no" I mean a "yes"

だから「僕じゃない」って思うってことはつまり「僕だ」ってことだよね

But it's all wrong

でもなにもかもが間違ってるなんて

That is I think I disagree

それにはちょっと賛成できないな

 

Let me take you down 

君を連れて行かせてよ

'Cause I'm going to Strawberry Fields

だって僕はストロベリー・フィールズに行くんだから

Nothing is real

現実じゃないし

And nothing to get hung about

暇つぶしもできないけど

Strawberry Fields Forever

ストロベリー・フィールズはずっとあるよ

Strawberry Fields Forever

ストロベリー・フィールズはずっとあるんだ

Strawberry Fields Forever

ストロベリー・フィールズは永遠なんだ

 

こんな歌だったのか、とちゃんと訳してみて思います。

ビートルズに関しては毎回そんなこと言ってるし今後も言うことになりそうですが。

 

勝手な解釈をすると、someone = ちゃんと社会生活を営んでいるけれどもそれは世を忍ぶ仮の姿で実際はちゃんとしただれかのふりをして正気を保っている自分 = you であり、歌っているのは狂ったほうの自分 = I で、その you = 正気状態の自分、に話しかけてるのではないかと。

つまり半狂人がかろうじて理性を保っている方の自分に向かってもうずっと狂っちゃえよとけしかけているみたい、に今の私には思えました。

イマジナリーフレンド*2という概念がありますが、もしかしたらそういうのに近い感じかもしれない。

 

正気っぽい自分にやばい方の自分が「狂ってしまえば辛くないよ」というメッセージを送っている話だとすると結構ホラーではありますが、狂ってしまったらいちご畑で楽しく過ごせるんだったら、そっちの方が幸せなのかもしれませんね。

それにしても。学生時代と今とではずいぶんものの考え方が変わるんだなと思いますね、こうやって文章並べて読むと。

この変化は感性の退化ではなく、感性の成熟である、と信じたいです。

The Beatles 1967 - 1970 (Remastered)

The Beatles 1967 - 1970 (Remastered)

  • 発売日: 2016/01/15
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

*1:一気に「君といつまでも」感が出てしまいますね、若大将... 

君といつまでも

君といつまでも

  • 発売日: 2015/09/23
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

*2:大島弓子の傑作漫画の一つにF式蘭丸というのがあって、デヴィッド・ボウイに似たイマジナリーフレンドを登場させているので、もしご興味があればぜひ。白泉社文庫の下記に収録されてます。

全て緑になる日まで (白泉社文庫)

全て緑になる日まで (白泉社文庫)

  • 作者:大島 弓子
  • 発売日: 1996/12/01
  • メディア: 文庫
 

大島弓子、あれこれ読みましたが私が一番好きなのは「毎日が夏休み」ですね。義父が会社の方針に納得いかず辞表叩きつけて登校拒否の義理の娘と便利屋はじめるめちゃくちゃ素敵な話。うろ覚えだけど、最後に海外出張から帰ったばかりだが思い切り泳いだあとのような気がする、的なフレーズがあって、ほんと私もこんな感じで働きたいなといつも思っています。義父のキングス・イングリッシュもまじでうらやましい。この作品は文庫だと「つるばら つるばら」に入ってます。ちなみに「つるばら つるばら」には近未来に疫病が流行ってる的な描写がわずかにあって、それって今のこの状況にちょっと似てるなと思わないでもないです。

つるばらつるばら (白泉社文庫)

つるばらつるばら (白泉社文庫)

  • 作者:大島 弓子
  • 発売日: 1999/12/01
  • メディア: 文庫
 

Audition (The fools who dream)

先の投稿@1/26で「週1くらいで」といいましたよね?

もう2月も2週めですが…?

という自分からのプレッシャーに耐えかねて筆をとる次第です。

(慣用句、実際はノートパソコンのキーを打つ)

 

さて、Auditionについて述べたからにはやっておかないと。

フェイ・ダナウェイ*1アカデミー賞でやらかしたことで有名な、映画ラ・ラ・ランドの挿入歌です。

ラ・ラ・ランド(字幕版)

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  • 発売日: 2017/08/02
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というわけでネットの大海原を探したらありました。このシーンです。

女優をあきらめて実家に帰っていたミアが、まさかのチャンスで受けたオーディション。

何か話してみてください、何でもいい。と言われて語り始めるのが冒頭です。

 

Audition (the fools who dream)

オーディション (夢見る愚か者たちに捧ぐ歌)

 

My aunt used to live in Paris

私の叔母は昔パリに住んでて

I remember she used to come home and she would tell us these stories about being abroad 

うちに時々遊びに来て、よく話してくれてたんです、外国に住むってどんな感じだったかとかを

And I remember she told us that she jumped into the river once

それで、彼女が川に飛び込んだ時の話を覚えてるんですが、

 

Barefoot...

裸足で…

She smiled...

笑ってて…

 

Leapt without looking

見もせずにぽんと飛び込んで

And tumbled into the Seine

セーヌ川に突っ込んだと

The water was freezing

川の水は凍ってて

She spent a month sneezing

一ヶ月もくしゃみしてたと

But said she would do it again

でもきっとまたやる、と言っていた

 

Here's to the ones who dream

夢を見る人に乾杯

Foolish as they may seem

ばかみたいに見えたとしても

Here's to the hearts that ache

傷だらけの心に乾杯

Here's to the mess we make

私たちがしでかすめちゃくちゃに乾杯

 

She captured a feeling

叔母は感覚をとらえた

Sky with no ceiling

天井のない空

The sunset inside a frame

フレームに閉じ込めた夕日

She lived in her liquor

酒浸りだった叔母は

And died with a flicker

一瞬のきらめきを残して死んでいった

 

I'll always remember the flame

私はいつだってその情熱を忘れない

 

Here's to the ones who dream

夢を見る人に乾杯

Foolish as they may seem

ばかみたいに見えたって

Here's to the hearts that ache

ぼろぼろの心に乾杯

Here's to the mess we make

私たちがやらかしたくそったれに乾杯

 

She told me:

叔母は言った

"A bit of madness is key

ちょっとした狂気があれば

To give us new colors to see

新しい色で世界が見られる

Who knows where it will lead us?

それでどこへ導かれるかなんて知ったことじゃない

And that's why they need us"

だからこそ人々には私たちが必要なの

 

So bring on the rebels

だから反旗を翻せ

The ripples from pebbles

小石からさざ波を立てろ

The painters, and poets, and plays

画家よ、詩人よ、俳優よ

 

And here's to the fools who dream

夢見るばかな奴らに乾杯

Crazy as they may seem

狂ってるようにみえても

Here's to the hearts that break

打ち砕かれた心に乾杯

Here's to the mess we make

私たちが生み出す混沌に乾杯

 

I trace it all back to then

あの頃の記憶を辿ってみると

Her, and the snow, and the Seine

叔母と、雪と、セーヌ川とを

Smiling through it

そっくり笑って思い出す

She said she'd do it again

きっとまたやる、と叔母は言った

  

英語的に難しかったというか、調べないとわからなかったのは、"Here's to XX" で「XXに乾杯」という表現です。辞書に載ってるけど。

 

あと、どうも意味がつかみ切れていないのはまさにそのつかむ=captureが出てくるこのフレーズですね…

She captured a feeling
Sky with no ceiling
The sunset inside a frame

She lived in her liquor
And died with a flicker

I'll always remember the flame

 

capture が何かをつかみとる感じがあって、a feeling、それが Sky with no ceiling と The sunset inside a frame なのか?それは飛び込んだ時の feeling なのか?それともその後のlived in her liquerの頃なのか?それはパリなのかパリ後なのか?

多分このあたりは韻を踏むために feeling -> ceiling、liquer -> flicker、後ろの I'll always remember the flame と掛けての a frame なのだろうけど、それは写真のフレームのような意図?それとも額縁?窓枠?天井と何の関係が?

flicker は品詞あるし e が入るから写真ストレージのFlickrじゃないけどこの with a flicker って何?慣用句??などなど、雰囲気はありそうだけどなんか情景がイマイチわからないぞ...とこんがらかりながら訳してました。

 

あとは多少ですが意訳気味になったのは mess。

混乱、しっちゃかめっちゃか、ぐちゃぐちゃ、めちゃくちゃ、みたいな意味だけど、つまりから騒ぎ感かなと思って "から騒ぎ" を引いたら "Much Ado about Nothing" という何だか大変懐かしい番組名(ていうか本来はシェークスピアの戯曲名...笑)が出てきました。

そしてから騒ぎの対訳は "making a fuss" らしいです。mess じゃなく fuss。

となると、もっと汚いもの(それこそ mess にはごみ、糞とかいう意味もあるようなので)になるから、f**k とか s**t を使わずクソ的な意味合いを表したかったのかな、などとも思い、2回目は「くそったれ」という言葉をあててみました。

3回目は、反乱の狼煙を上げろ的なフレーズの後なので、かっこよく響くのがいいなと思って「混沌」にしました。

しかし一口に make と言っても百万とおりくらいの訳語があてられそうで、便利な単語だなと実感し、かつ日本語の表現の多様さにも気づかされますね。

よく言われるように "I" だけでバリエーション相当ありますからね日本語...

でもその逆で、日本語では一言で済ますものを英語で百万とおりももしかしたらあるのかもだけど。

 

しかし、この話をパリで暮らしていた叔母のエピソードとして持ってくるのが秀逸ですね。

なにより叔母って立ち位置がいい。ちょっと遠くてでも頼れる、ほんの少し血が繋がっている近過ぎない身近な存在。親では直接過ぎてこうはいきません。

伯母さん叔母さん(伯父さん叔父さんも?)って全ての人類に必要かもなと思いますね。

 

私も一時期パリで暮らしていたことがあります(そして今や甥姪いるのでリアルにパリで暮らしていた叔母でもあるという)。ワーホリビザきた、フランス行っちゃえ、というかつての無謀な決意は、私にとってセーヌ川に飛び込む行為でした。

住んでいた当時はひたすら見ること感じることに夢中でしたが、あの日々の、いわば生状態のきらめきを時間とその後の人生あれこれで消化し熟成できたせいか、10年が過ぎた今になって、あの日々がじわじわと効いてきたように思います。遅れてきたほろ酔いです。

特に移動ができないこんな状況になると、ほんの短い間とはいえ、異国、それもパリに住んで、現地で働いて、旅をして、たくさんの人や風景や出来事にひたすら感動して過ごせた思い出があり、それを今ふりかえっても懐かしく、かつ色あせることなく味わえるのは、なんという贅沢なことだろう、としみじみありがたいです。

「パリは移動祝祭日」というヘミングウェイの言葉には完全に同意です。

移動祝祭日(新潮文庫)

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さて。最後にささやかに所感をば。

先日の投稿で述べたとおり、有名な冒頭のダンスより、ポスターになってる二人が踊るシーンより、このシーンこそがラ・ラ・ランドという映画の真髄だと、私は思うわけであります。

ラ・ラ・ランドは、芸を志し芸に人生を賭けて生きる人々、勝とうが負けようが、それに踏み出したことがある全ての人々の讃歌なのであります。

芸に身を賭した人々は、端から見たらばかなことをして、腹の足しにもならない、クソみたいなものを作っているかもしれない。けれどもそれがだれかに響いて "New colours to see"、つまりその人の世界の見方を変えてくれたり、それこそがその人の生きる糧になったりするのだ。That's why they need us (この "they" は文法の教科書の用例に出てくる「人々」を指すのでしょうね)、だからやってみてはくれないか。自分もやる、だから共にやろうではないか。そう力強く歌っているのであります。

混沌を作る側に強く憧れたけれども食っていくほど腕に覚えもなく淡々と社会生活を送っている私のような人間は、人生を賭けて芸事に身を投じた人々の姿勢には、おそれと尊敬の念しかありません。

習い事の師匠や先生にも、どんなに穏やかに見えても人生を賭けるほどの狂気と自分を信じられるほどの技巧があったのかと思うと、趣味とはいえど敬意を払って真剣に取り組まざるを得ないですね。練習はさぼりがちのくせに。

 

そして。こんな時期だからこそ。

混沌を生み出してくれる全ての人に感謝を捧げたいです。

願わくば、我々も彼らもこの苦境をどうか乗り越えていけますように。

*1:めちゃくちゃ好きな女優の一人です。もちろん一番有名なのは「俺たちに明日はない」ですが、個人的には「チャイナタウン」の哀感がたまらないですね...

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チャイナタウン (字幕版)

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共演あのジャック・ニコルソンだし。俳優の中ではどんな美男や個性派を持ってこようが私の一押しは不動のニコルソンです。そして彼の「シャイニング」は好きな映画不動の一位。

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Across the Universe

最近に始まったことじゃないんだけどここ3年ばかり仕事でどうしても英語を使わないといけない環境に追い込まれているのです。

しかし仕事で浴びる以上に勉強するほど気力体力時の運がないもんだから、せめてもと日本のドラマを封印して、ひたすら英語が主音声の海外ドラマ(ただし日本語字幕で…全然話わかんないから…)だけみるようにしていたのですね*1

 

なかでも一話完結のミステリが大好物で、それ系は果てしなく拝見しております。コロナ禍の影響で自粛タームであるから、コンテンツ視聴時間も何倍かに増えているわけです。

 

最近だとアマプラにある「ミステリー in パラダイス」が好きですね。南国感溢れるってシャーロック・ホームズ*2ミス・マープルみたいな伝統的英国ミステリ好きとしてはどうなのよそれ、と思ったけど、さすがはBBCドラマ、筋書きがちゃんと謎解きとして丁寧だったり、かつ登場するキャラクターも魅力的だったりして(結構激しい代替わりはあるものの)、すっかりはまってもう4シリーズ目です。

 あとはネトフリの「リアル・ディテクティブ」。これは実際に解決された事件を基にした再現ドラマを担当刑事役が語る形式のミステリで、全て実話がベースだから非常に重く、かつ無駄な味付けがない。生々しい展開に毎回ひきこまれて、実話ものに今後いろいろ手を出してしまいそうです。

 そういえばアカデミー賞受賞式はみたものの、肝心の本編は結局みずじまいだった*3あのフェイ・ダナウェイがお騒がせした「ラ・ラ・ランド」をネトフリでちゃんと通してみてみました。

というのも、ジムがわりに通っているバレエの教室*4のレッスンで使うピアノ曲に、「ラ・ラ・ランド」の挿入歌の "Audition" が使われていると探し当てて、とても好きな曲だったからちゃんと映画もみてみようと思った次第なのでした*5

ラ・ラ・ランド」自体は、まあまあいい映画だな、という感じ。冒頭のダンスシーンは美しく、あと使われている曲はなかなか。

でもエマ・ストーンの顔がちょっときつい…なんかもうこいつライアン・ゴズリング振るだろ?絶対振るだろ?って目にみえてるんですよ…ライアン・ゴズリング好きだし私…*6

とはいえ。この映画でいちばん私に"ささった"曲は、やはり"Audition"で、かつこの映画のハイライトは実はこのシーンなのでは、と思うほど、素晴らしかったです。

詩的なもの、素晴らしいもの、夢に生きるってどういうことか。それをあのワンシーンに凝縮させていたと思うのです。この映画の価値はあのシーンかなと。

で、これ、訳してみたいな、とふっと思ったのでした。

そういえば先日の投稿でMoon Riverをやってみて結構面白かったっけ、私は洋楽がしこたま好きでもあるのだし、この勢いで歌詞の和訳でも趣味にしてみるといいんじゃない、と気づきました。

 

というわけで週1くらいでがんばって歌詞の和訳をするブログになるぞー。

 

でも最初の曲はAuditionじゃないんですよ笑

 

最初の曲はThe BeatlesのAcross the Universeです。

最初から超絶難解でいいんかいと思うものの。

やっぱり挑戦は大事ですよね。

 

というのも、仕事のメール報告などで、しばしば上司(英語が堪能な日本人)が Across という言葉を使うのを目にしており、ん…?と思うことが多々あってですね。

acrossは私には交差して渡っていくというイメージしかなかったのですが、その概念はどうも私が思っているよりも広そうだぞ?と。

acrossという言葉をぷいと適当にWeblioで引いてみると*7、山のような例文が出てくるのでありますが、その概念は決して一つではないのであります。

ていうか "across the world" って引いてみたら、例文にあったこの一文、感動しちゃった。

and minute by minute the white snow flashed across the world, and vanished, and was followed by the bright, brief green of spring.
そして一分ごとに白い雪が世界にちらついては消え、そしてまばゆく短い春の緑に取って代わられました。 - H. G. Wells『タイムマシン』

このacrossは多分Across the universeに近いacrossで、何かを覆い尽くしていくイメージ。

一方。acrossにはもちろん何かをまたいで*8 越えていくイメージもあって。例えばアメリカが生んだ秀才童貞バンド*9 Weezer には Across the Sea という曲がありましたよ。

You are eighteen year-old girl who live in small city of Japan
You heard me on the radio about one year ago and you wanted to know
All about me and my hobbies
My favorite food and my birthday

君って日本のちっちゃな街に住む18歳の女の子なんだって

一年前にラジオで聴いた僕の歌に

もう夢中になっちゃって

僕のこと全部知りたいって思ったって

趣味だとか好きな食べ物だとか誕生日だとか

とにかくなんでもかんでもさ

 

Why are you so far away from me?
I need help and you're way across the sea
I could never touch you – I think it would be wrong
I've got your letter, you've got my song

なんで君ってばまだそんな遠くにいるの?

僕は寂しくて溺死寸前なのに、なんで君は海の向こうなの?*10

君に触れることもできないなんて それってまじでおかしいよ

僕には君の手紙が届いて、君には僕の歌が届いたのに

冒頭からliveにsつかないのなんで?とか "a" small city じゃないのなんで?とか英語が下手だからこそ突っ込みたくなってしまう中学校英語文法脳なんですが。これってyouを受けているからなの…か?誰か英語上手い人、教えてください。

すごくいい曲なんだけど会ったこともない18歳に妄想しまくりのロリコンだし、さらに2番の歌詞はもっとむちゃくちゃアレだし、その上リヴァース実際日本人と結婚してるんですよね。でAcross the Seaかよ!うわキモっ!とどうしても思ってしまうんですよね。いや別にWeezerのこと嫌いではないんですよ。てかブルーアルバムもグリーンアルバム*11 もたぶん持ってたし*12むしろ好きなんですよ。結構いい曲あるし、例えばIsland in the Sunとかさ、これは最高ですね。珍しくキモ童貞感はなく大人の哀感がある曲です。

でも Across the Sea は "君は18歳の女の子で〜ラジオで僕に夢中で〜もう超会いたいなんで君に触れないの〜君のXXをXXしちゃうんだよ〜" とか大声で歌っててキモくないですかやっぱり。

 

おい道草してると全然 Across the Universe にならないよ!!!

もう無理やり引用しよう。

Words are flowing out like endless rain into a paper cup

They slither wildly as they slip away across the universe

言葉は紙コップに降り注ぐ止まない雨のように

溢れ出してずるずると止めどもなく宇宙の果てまで流れ出していく

ふーむ、味わい深い、と思うもののね?

Lyrics, across the universe, ででぐぐると、冒頭からごく微妙に歌詞違うパターン2種類出てくるんですよ!?それってどう思います??

2文目がさ、サイトによっては

They slither while they pass, they slip away across the universe

通り過ぎていく間もずるずると這って、宇宙の彼方に滑り出していく

ってなってるんですよ?

まじ、何?原典版をくれないか??

 

ちなみにこのslitherって言葉、意味知らんわーと調べたら、Slither.ioというウェブゲームがあるらしいことを知りました。


どうもカラフルなみみずがうねうねと進むゲームのようで*13、つまりslitherってこういう感じの言葉なんですね。私ゲームだけは全くといっていいほどやらないので知らんかったです。

Pools of sorrow, waves of joy are drifting into my opened mind

Possessing and caressing me 

悲しみの池、そして喜びの波が開け放たれた僕の頭の中に押し寄せて

取り憑きそしてなで回す

な、なんか曲調と違って、案外おどろおどろしいんですね…? からの、

Jai Guru Deva Om...

ですが、もうこれはビートルズといえばインド、ってことで要はインド礼賛、インド万歳的な何かだろうと察せられるけれども一応意味をつかまねば、とぐぐり始めたら一発でこの方のブログ読めば良くね?ってなりました。

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

なにものも僕の世界を変えることはできない

なにがあっても変わらない

どんなことでも変えられない

決して変わることはない

変わらぬ変わらぬとなんと4回も繰り返すのである。

ダメ押しするのである。

Images of broken light which dance before me like a million eyes

They call me on and on across the universe

砕け散った光の残像が僕の目の前で百万もの瞳のように踊り

宇宙の果てからおいでおいでと僕を呼ぶ

ここはなんかシャンデリアとかがガッチャーン、と派手に床で砕け散るイメージでした。

その破片に光がきらめいてチラチラ目が眩しいような感じかなと。

でも完全にラリってますね多分これ。

で、このフレーズ再び。

Jai Guru Deva Om...

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

光ろうがなんだろうが変わらぬのじゃ。

Sounds of laughter shades of life are ringing through my open ears

Inciting and inviting me

Limitless undying love which shines around me like a million suns 

It call me on and on across the universe

笑い声、生活の影、そんなものが僕の開け放した耳を突き抜けて鳴り響き

僕を駆りたて僕を誘う

尽きることのない不滅の愛が僕の周りで百万もの太陽のように輝き

宇宙の果てから僕を呼び続ける

最後のここだけ妙に希望に満ちていると思う。

突然ポジティブになりました。からの、

Jai Guru Deva Om...

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

Nothing's gonna change my world

 

Jai Guru Deva

Jai Guru Deva

Jai Guru Deva

Jai Guru Deva

Jai Guru Deva

Jai Guru Deva...

Jai Guru Deva 責め、で締めるのである。

もっとふんわり浮遊感のある歌だと思っていましたが、いざ訳してみると、なんだか虚無感が強いですね。

しかし口ずさむのには最適すぎる歌ではあります。

なぜなら、Across the XX、という上司の文をみるたび、実は私の頭の中でいつも Nothing's gonna change my world と Jai Guru Deva が延々リフレインしちゃっていたからなのでして。

まあそれはこれまでもこれからもそれこそ Nothing's gonna change my world として続いていくとしても、少しだけこの曲とAcrossのことを理解できたかなと。ついでにいろんな曲や映画のことも思い出したかなと。

 

そして最初のエントリーには仲々悪くはないのではないかなと。

思いながら筆を置くのでありました。疲れたよ、久々に書いたから。

Let It Be

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*1:まあ、アニメだけは日本語でみちゃうけど。だって日本原産だし。みたいアニメは英語字幕にならないし

*2:しかしBBCの「シャーロック」はもう, Second to None, ですね。原作を忠実に映像化はもうしなくていいから「シャーロック」の新作くれよってなるほど素晴らしい。DVD全巻持ってます。本もいろいろ買っちゃったし、なんなら二次創作できそうなほど見たおしました。でもシャーロックの英語は超速すぎて、字幕でも全然追えないw

*3:私はちゃんと世情を反映してくれている米国アカデミー賞受賞式が大好きで、毎年必ずみております。この時期にそのためだけにWOWOWを契約してます。2020年の「パラサイト」総なめはめちゃくちゃ興奮したなー。このブログで10年前くらいにエントリーしていた頃と違って、審査メンバーが入れ変わってるらしく、だから米国でない、韓国の作品であっても作品賞がとれたりするらしいんですけどね。「ブロークバック・マウンテン」の悲劇は今や昔なのです。故ヒース・レジャー、この映画でとてつもなく哀しい役を演じて美しかった…

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*4:こんな世の中でダンサーの人たち、ひいては芸能関係の全ての職業の従事者は、どんなにか辛いだろうといつも思ってしまって、レッスンは休まず通っているのですが、休まず通うのが果たして先生にとって良いことなのだろうか、万が一私が無症状感染者だったらリスクでしかないわけだし…などと考えたりもします。ちなみに私が教わってるバレエの先生、バレエ団に所属している現役のダンサーの方で、今まで私が習ったどんな先生よりスパルタかつ丁寧で、その上とっても清らかな水のように美しい雰囲気で本当に素敵なんですよ。私の生ける推しです

*5:バレエを通じて好きになったアーティストは他にもあれこれおりまして、例えばルドヴィコ・エイナウディ。出会えてよかったーと思うし、なんで今まで知らなんだとすら思いました。

あとはこれ。ずっと知りたくて知りたくて、Apple musicをバレエ、レッスン、とかで検索しまくっても見つけられず、結局先生にCD見せてもらって知ったのはこの曲。なんとアンドレ・ギャニオンでした。

L'amour rêvé

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昔日本のドラマ「Age, 35 恋しくて」に使われてたそうですね。さすがに知らないや… 

*6:ライアン・ゴズリングでいち推しなのはなんといっても「ドライブ」!アメリカの多部未華子ことキャリー・マリガンがまた激かわいい。

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そしてこの音楽!!!Electric Youth というこのバンド、最高です。いろんな人にすすめまくったアーティストです。

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*7:オンライン辞書っぴき野郎はWeblio派とアルク英辞郎派にきれいに分かれるのであるが、私は学生時代はアルク派だったものの、ここ数年は例文の豊富さからすっかりWeblio派になりました。アルクのなんかぼかし入れたりする出し惜しみ感が本当に無理でね…そこいくとWeblioは適当なフレーズコピペしても該当する例文を出してきてくれたり本当にサービスが良いのです、いつも本当にありがとう…私がなんとか体裁を保てているのはあなたが早引きさせてくれているからだよ…

*8:またいで、といえばまた思い出してしまう歌があるのです、安室奈美恵さんの「Baby Don't Cry」。このサビの "そうだからBaby 悲しまないで" を私は "そうだからBaby 彼氏またいで" だと思っていたんですよね〜。なんか寝坊しているダメ男を早起きしてぐいっとまたいでかっこよく仕事に向かう、自分で自分を鼓舞するキャリアウーマンとかを連想していたんですよね。いや良くないですか彼氏またいで出かけるの。

*9:フロントマンのリヴァース・クオモがハーバード卒、っていうかハーバード進学するためにバンド休んだりしてた、あと童貞というのは単なる私の印象の話でして別に事実じゃないです。よく考えるとこんだけ売れてるしかも現存してるバンドですいっとハーバード卒って割と恐ろしいほどの才能だな、童貞とかキモいとかずけずけ言ってほんとごめんなさいね…

*10:このyou are way across the seaというのが向こうにいる状態なのか海を渡ってる途中のbe on a way状態なのかすら私には判別しづらいんですよね、どっちなんすかね

*11:青い。

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緑色い。 

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*12:もう売ったかもだけど

*13:ミミズというとさ、スケバン刑事の漫画を思い出すんですよ…お前の人生ミミズにくれてやると思えというあの名言…いやグロいんで思い返したくないんですが、高校の時にクラスみんなで回し読みしててさ、あのシーン忘れられないんですよね…

『スケバン刑事』全12巻セット

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My huckleberry friend

Moon Riverという世紀の大名曲がある。

 

数々のステージやカフェやバーやレストランやホームセンターやスーパーや商店街や…ありとあらゆる場所でかかりまくっているあれである。

知らない人の方が少ないくらいの名曲である。

 

もともとは「ティファニーで朝食を」というこれまた世紀の大名作映画の中で、世紀の名女優のオードリー・ヘプバーンによって歌われた。

歌唱力が信頼されてなくて口パクになりかかったんだとか。

ティファニーで朝食を (字幕版)

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  • 発売日: 2013/11/26
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(別の世紀の名女優カトリーヌ・ドヌーブも歌唱力クソだと思われてたってエピソード聞いたっけな。「シェルブールの雨傘*1ってば全編吹き替えだもんね)

 

なんかうっかりお蔵入りになりかけたものの結局は使われ、そして世界を駆け巡るという。

オードリーが一番この曲をわかっていた、とは作曲者のヘンリー・マンシーニの言だそうで。

 

つい最近。ふとしたきっかけでこの曲が頭の中に浮かんできた、というのも。

 

我々の世代の大ヒット漫画「ハチミツとクローバー*2の中に、主人公群のひとりの真山という割といけてる男の子が年上の足元も精神的にもちょっとあやうい女に惚れてしまっているのだが、それというのも彼女がひとりでいるときにムーンリバーを口ずさんでいた、ムーンリバーが恋に落ちたきっかけだった、そんで着メロもムーンリバーにしている、というエピソードがあって。

 

最近一緒に仕事してた同僚氏がふとしたことで美大出身と聞いて思わず、うわー美大超憧れます!ハチクロとか!

と口走ったためになぜかムーンリバーのことを思い出してしまった、という経緯でした。

 

それはそれとして。

このタイトルに書いた“My huckleberry friend”という一節、本当に天才だよな、素晴らしい歌詞だな、と考えただけで泣けそうです。

 

がしかし。

私はいままで歌詞の全貌を知らなかったのであり。

じゃあこれを機に調べてみたらワイドンチュー?というわけで。

幸いApple Musicを利用しているので、聴きたくなったらすぐ歌詞つきで聴ける。

(カラオケがとんでもなく捗る機能ですよね)

しかもオードリーのバージョンで。

そりゃあ米津玄師もサブスク解禁するってよ。

関係ないけど『桐島、部活やめるってよ*3のタイトルも相当な大傑作だと思う、小説読んだことないし、申し訳ないがそれほど読みたくもならないのだけど、このタイトルの天才っぷりからするときっとよい小説家なんだろうな朝井リョウ氏、と察せられます。

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

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で、なんと2, 3度みたらあっさり覚えられるくらい短い歌詞だった。

いま↓打ったけどほぼ覚えてた。

確認してaとtheがいっこ違ってたくらい。 

Moon river, wider than a mile

I'm crossing you in style some day

Old dream maker

You heart breaker

Wherever you going

I'm going your way

 

Two drifters

Off to see the world

There's such a lot of world to see

We're after the same rainbows end

Waiting round the bend

My huckleberry friend

Moon river and me

 

最近の私は仕事でゴリゴリ英語筋トレみたいな状況にあってそれはもう毎日辛いことこの上ないのだが*4、このくらいの英文だとさすがにお、こいつはあっさり読めるありがてえ、と思うくらいにはなってるので、訳してみむとてするなり。

 

Moon river, wider than a mile

ムーンリバー、お前は広い

向こう岸は遥かに一マイル

I'm crossing you in style some day

でもいつかさっそうと渡ってやるんだ

Old dream maker

幼い頃の夢であり

You heart breaker

心臓破りの挑戦だった

Wherever you going, I'm going your way

お前が流れつくところに僕もついていこう

 

Two drifters

僕とお前は流れ者

Off to see the world

世界をみるため流れ旅

There's such a lot of world to see

世界は見尽くせないほど果てしもないが

We're after the same rainbows end

僕らは同じ虹のふもとに行き着くさ

Waiting round the bend

あの角を曲がった辺りで待っていて

My huckleberry friend

僕らはトムとハックのように

Moon river and me

寄り添いながら旅してる

ムーンリバーと僕

 

最初I'm crossing you in styleで詰まって、あなたを交差…?何…?ってなったんですが、youがMoon riverだとわかってからは( ゚д゚) ハッ! となりました。

これを月の川としてしまうと急にえっ天の川?(ちなみにそれはMilky way)などを彷彿とさせて雰囲気はあっても意味が曖昧になるのですが、でもMoon riverが実在の川というエピソードをどなたかのブログなどで見たのであっとひらめいたのでありました。

 

ハチクロのせいか「ティファニーで朝食を」のストーリーのせいか(みてないですが)、ロマンチックな恋の歌なんだろうなと勝手に思っていたのですが、川の歌だとするとしっくりくるし、オードリーのあの正体不明かつ寂しげな感じが際立って良いと思います(みてないですが)。 

heart breakerはこうじゃないだろうなと思いつつも幼い日に川を渡ろうとして息も絶え絶え、というイメージにしてみました。少年が川に挑む、よく晴れた夏の日の、川の水がざぶん感を伝えたいですね。

the same rainbow endも美しい一節ですね、虹の根っこには黄金が入った壺があるかなんかでしたっけ?

オズの魔法使い」はOver the rainbowですが。*5

とはいえ川でもあり、かつ川になぞらえた幼なじみや生涯のパートナーの歌かもしれないと思うとそれもまたよし、なんといってもハックルベリーフレンド、というこの一節、その響きと概念が本当に素晴らしく例えようもなく美しい、そういう相手なり場所なり物なりが自分の人生にもあれば老いるもまたをかし、とふと自分が幼い頃に暮らしていたど田舎の風景に思いを馳せたのでありました。

 

ちょっと恋バージョン、女→男でもやってみようか。

 

Moon river, wider than a mile

私のムーンリバー

一マイル泳いでもあなたまで届かない

I'm crossing you in style some day

でもきっといつか届いてみせるから

Old dream maker

旧い恋の夢と

You heart breaker

未だに続く恋の痛みをくれた

Wherever you going, I'm going your way

あなたにどこまでもついていくの

 

Two drifters

あなたと私

Off to see the world

広い世界であてもない旅

There's such a lot of world to see

見尽くせないほど広くて迷子になりそうな世界

We're after the same rainbows end

でも同じ虹のふもとを目指してる

Waiting round the bend

だからあの角を曲がった辺りで待っていて

My huckleberry friend

私のハックルベリー・フィン

Moon river and me

ムーンリバー、ふたりならどこまでも

 

いやこれはこれで。自画自賛ですが良いですね。

Old dreamがheart breakだとして、でもI'm goingだから、幼なじみへの今も続く恋の歌なんでしょうか。単なる片思いではなく、遠く離れたところにいるもはや人生の相棒となりつつあるだれかに向けた歌というか。

 

なんだかいまがみるべきタイミングのような気がするから、夏休みにでも拝見しますね、「ティファニーで朝食を」。

 

※後日注: ちゃんとみました!夏休みに。この映画の最大の魅力は冒頭のティファニー前でデニッシュをかじるオードリーでした!まじで完璧に美しい。それからオードリーのムーンリバー。猫がカワイイ。ファッションが素敵。話は割とどうでもいい。

多分カポーティーの原作読んだほうがいいのかもしれませんね。どうやら映画とは全然違う話らしいです。 

*1:私がラストで必ず泣いてしまう映画その1。カラフルで悲しくて美しいのです。

シェルブールの雨傘(字幕版)

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  • メディア: Prime Video
 

 

*2:ハチクロには全然はまらなかったですねしかし。なんかギャグがしんどいし、最後のハグと森田さんが結ばれるあたりだけはとても良いけどあとは全編いい子ちゃんの話で。なにより事故でしめるのはなんかあかんと思う。

ハチミツとクローバー 1

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*3:神木きゅん、いい感じに育ってくれましたね... 

桐島、部活やめるってよ

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  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

*4:というのも自分は日本語が得意だからなのです。英語の文だと一瞬たりとも自画自賛、悦にいったり楽しくなったりなどできやしない、圧倒的な語彙力不足と、こういうシチュエーションのときなんていうか的な事例知らずのせいで、下手なことはとてもよくわかるもののだからってうまくは到底なれない。楽譜読めるしリコーダーは吹けるのにフルートは吹けるようにならないなぜなら訓練しないと音が出ないからとかと一緒で非常にしんどい

*5:そういえばジュディ・ガーランドの伝記映画「ジュディ 虹の彼方に」も気になってます。レニー・ゼルヴィガーがアカデミー主演女優賞を受賞しましたよね。私レニー・ゼルヴィガーに顔が似てるって言われたことあるんですよ、「ブリジット・ジョーンズの日記」の三作目(ダメな私の最後のモテ期)をみた某友人から。悪気はないかつむしろ良いイメージがあって言ってくれたんだけどそうですかブリジットですか…ってなるよね。

しかしブリジット・ジョーンズのシリーズはあの英国名作文学の『高慢と偏見』の本歌取り、いやリミックスというべきか、だから侮れないのですよね。

高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)

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Lucid Dreams

Juice WRLD、ジュース・ワールドが亡くなった。

全て作られた伝説なんじゃないか、漫画か映画かなにかのよくできたストーリーなんじゃないかと思うほど若すぎる天才の夭折だった。

私はヒップホップやラップはよくわからないので今まであまり聴いてこなかった。
つまり知識も下地も琴線もない。
それなのに彼の曲だけは嘘みたいに、心のもう枯れかけた部分にぶすっと刺さって、むりやりに養分を流し込まれるみたいに届いて、しばらく忘れてた音楽へのときめきやらなんやらを引きずりだされてしまう、そんな感覚になる。

普段なら絶対出会わない曲なのだが、学生時代から参加している某サークルの、その年のビルボードTop100を歌うという年末イベントに参加すべく、昨年末に付け焼き刃で歌えそうな歌を物色しているときに出会った。
2018年は彼のLucid Dreamsだけが私のアンテナに唯一ひっかかった曲だった*1
スティングのShape of My Heartのサンプリングなんてそりゃロックファンはあっさり心わしづかまれますよ。*2

シェイプ・オブ・マイ・ハート

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  • 発売日: 2018/07/19
  • メディア: MP3 ダウンロード

去年のいまはつらい時期だった。
つらいことをてきぱきと片付けた夜、私はこの曲をかけっぱなしにして歩いた。
冷静なつもりだったが、片付けたことへの変な高揚感にわなわなと震えながら、足がもつれるかと思うほどの速さで西新宿の地下道をずんずん歩いた。
歩きながらLucid Dreamsをイヤホンで聴きながら小声で歌った。
それから歩道橋から欠けた月をみた。
きれいな月だった。
他の人も立ち止まって写真を撮っていた。
私も他の人にまぎれて撮った。

この曲では誰かが私のことをそう思ってるだろうと思ってるようなことを歌ってた。
私は彼の歌を聴いて、自分が悲しいというよりもその誰かが私のことを考えて悲しいと思ってることを想像して切なくなった。

それからしばらくこの曲は封印していた。
同じ時期に聴いていた他の曲は平気でも、この曲はどうしても昨日まで聴けなかった。
彼が急逝してはじめて聴き直した。
私のつらい時間はもう過ぎたけど、その時に感じた切なさは曲の中に閉じ込められていて、聴くと少しだけリアルに思い出せる。

今年のTop100の100位に入っていたRobberyをさっき聴いた。
どうかすると幼いくらいに柔らかい声と、ふわっと浮き上がるような旋律。
余りにもセンスが良すぎる、バックに流れるピアノのサウンド
ポストロックみたいなサウンドとラップを合わせるなんて。
私のような偏屈までもあっさり取り込まれてしまう。
何が良いのか解明しようとする頭でっかちな音楽オタクの精神もすり抜けていく。
ただ不思議に良い。

天才があまりのスピードで駆け抜けると早死にしてしまうという典型的な例をみてしまったと感じている。
佳人薄命。
なんとなくリヴァー・フェニックスを思い出した。

天国に召されてしまったから、我々は地上に遺されたわずかな音源を聴くしかない。
でも天国に行く前に地上にも少しだけ遺してくれて良かった。
天に昇る前に間に合った。

RIP.

youtu.be

Goodbye & Good Riddance [Explicit]

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  • 発売日: 2018/07/11
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*1:次点がBenny BlancoのEastside。これも切ない曲でしたね。ちなみに両曲とも今年も流行っててチャートにインしてたからボーナス曲として今年も歌えるな

Eastside

Eastside

  • 発売日: 2018/07/12
  • メディア: MP3 ダウンロード

*2:映画「レオン」でますます売れた大名曲ですね。トランプのマークが順々に歌詞に織り込まれていて、that's not a shape of my "HEART"とハートでオチがつく。大変おしゃれです。あとナタリーポートマンの最初にして絶頂期がこれ。マチルダ可愛すぎるまじで。異論は認めん。

レオン 完全版 (字幕版)

レオン 完全版 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
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